【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:かばんのエース」から
2013/10/14
2013.10.10 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:かばんのエース」から
鞄を軸に直営店
コラムの著者 高岡美佳氏(立教大学経営学部教授)は、今月10日に東京・原宿でニューヨーク生まれのトラベルコンセプトストア(FLIGHT001)を開く、かばんの大手エースのマーケティングについて語っている。
○米国人気ブランドを使う理由
高岡教授によると、同店舗は米国を中心に世界に20店舗あり、日本第1号店を原宿に開く。取り扱うアイテムは千点以上、その内容も旅行カバンの他、デザイン感度の高いネックピローなど航空機内で使うモノやスーツケース内の収納を助けるパッキンググッズなどもあるという。
旅行先や旅行の目的、滞在期間別におすすめグッズの組合せを提案できることはマーケティング的にも有益だという。原宿選定の理由は、発信力の高い人が集うところであることでブランドの認知を高めたいからだ。2014年中には約10店舗、2017年度末には40店舗をエースの直営店で開く予定で、かばんをコモディティ化しない手段である。
統計的にも旅行客数は増加傾向にあり、旅のスタイルも多様化している昨今の状況に対応、国内トップレベルのラゲッジメーカーのエースが、バッグなどに合わせて多種多様なグッズを直営店で手掛けるという。企画全体は米国であるが、バッグやラゲッジ類はエースの企画した商品を取り扱う。ノウハウの共有と米国での開発、日本で先行発売など技術を上手くマーケティングできそうだ。
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