【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:モノではなく人を創る」から
2013/10/15
2013. 9.26 日経産業新聞の記事「眼光紙背:モノではなく人を創る」から
発祥の地から人を生む
コラムの著者は、コマツの発祥の地である小松工場跡地にできる「サイエンスヒルズこまつ ひととものづくり科学館」について語っている。
○JR小松駅前に出現した近未来的な建物
同科学館には、3Dシアターを備え、ものづくりを体験できるコーナーもあり、金沢大学や地元企業と協力して、子どもたちにものづくりの魅力を伝える施設である。起業家を支援するインキュベーション施設もあるという。
もともと、この施設の用地は、コマツの発祥の地で小松工場があった。自動車工場などで使うプレス機の主力工場であったが、リーマン・ショック後受注が激減し、2013年3月に閉鎖したものである。世界のコマツも発祥の地を守れなかったと見ると製造業の窮状を示すようだが、ここではもはやモノを創るのではなく、人を創るという目的に変わった。
更に工場跡地の「コマツウェイ総合研修センタ」を人材育成の拠点にしている。同科学館では、展示している企業の「現物」を見ながら子どもたちに夢を託す。子どもたちへの投資というわけである。
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