【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「ネーミングNOW:車の特性訴える『ウツクシeK』」から
2013/08/28
2013.8.20 日経産業新聞の記事「ネーミングNOW:車の特性訴える『ウツクシeK』」から
車のネーミングも化粧品や家電同様特性訴求に
コラムの著者 ネーミング&コピーライターの岩永嘉弘氏は、三菱自動車の新型軽自動車「eKワゴン」のキャンペーンで使われている「ウツクシeK」のこれまでとの違いについて語っている。
○クルマのネーミングの大きな変化
これまでのクルマのネーミングはイメージが主流だったと岩永氏は語る。「クラウン」は王冠、「セドリック」は小公子、「ブルーバード」は青い鳥。新型車のプリウスでも、ハイブリッドといった売りがそのネーミングに反映されていないという。
ところが、「ウツクシeK」は、特性すなわち美しい=ウツクシeKなるアピールポイントをいれている。ターゲットが女性でイメージではなく、化粧品のように、機能面を明確に打ち出している。
かつて化粧品もイメージ戦略が主流で英語やフランス語のネーミングであったという。ところが、HAKUやSUISAIといった和語による機能をアピールしたものに変わってきた。同様に、クルマに近い耐久消費財の家電も「青空」、「琵琶湖」といったネーミングは消え、「からまん棒」、「白い約束」といった特性表現になってきたという。
クルマも家電や化粧品のように機能によるネーミングに変わるとかもしれないと岩永氏は憶測している。
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