【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:立体像の理科教材」から
2013/07/03
2013..6.28 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:立体像の理科教材」から
ホログラムでない立体像の模型
コラムの著者 新田義孝氏(四日市大学)は、理科の教材で凹面鏡を使った立体視のできる模型で、子供でなくても大人でもその不思議にとりつかれるという。
○放物線回転体の凹面鏡を使った立体像
やや専門的であるが、放物線回転体に平行光線を充てると、内側の焦点に光が集まる。この性質を使って、教材では、全く同じ形状の放物線回転体を二つ向かい合わせに貼付けている。こうすると、物体像は、凹面鏡の間を何度か反射して、中心にある穴から飛び出し、焦点に立体の実像を結ぶことになる。つまり、3次元の実像が、空間に浮かんで見える。
模型では、たかだか数十センチの凹面鏡であるが、これを数メートルにすれば、不思議な立体投影機になる。既存のホログラムのように、煙幕などのスクリーンとなるものも不要だ。
光学では理論的に解っていても、いざ実際に目の当たりにすると、大人の方が子供より不思議におもうそうだ。
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