【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:棚田再生、山形の試み」から
2013/07/09
2013.7.5 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:棚田再生、山形の試み」から
Jリーグとタックを組んだ日本の棚田百景
コラムの著者 平林千春氏(東北芸術工科大学教授)は、山形県で進んでいる棚田再生の手法としてサッカーJリーグチームとの連携を紹介している。
○高齢化・過疎化で危機に瀕している棚田
急峻な山岳地域の多い日本では、狭い耕地を効率的に食糧を自給する手段として、棚田が作られてきた。先人の知恵の賜物であると同時に、日本独特の景観を形成してきたと、平林氏は語る。
その棚田が、高齢化と過疎化で維持出来なくなり、耕作放棄地となり、危機に瀕している。1999年は貴重な棚田の保全と活性化を図るために棚田学会が設立された。今年は6月に山形県朝日町で棚田のあり方について論議され、その中でユニークな手法として、J2のモンテディオ山形との連携がある。モンテディオの選手も棚田で栽培した米を「モンテ棚田米」として3年前から販売し、好評だと言う。
○サッカーチームとの連携が核となり活動広がる
サッカーチームは冬の棚田の有効利用として棚田でのサッカー大会を開催。地元を盛り上げ、山形の大学や教育機関の参画も進み、産学官連携がスタートした。
まだまだ、手探りの活動だが、地域性と人材の両方を立てる新しい試みに期待が膨らんでいるという。
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