【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「YES引き出す企画書⑯:単純明快にする」から
2013/06/09
2013.6.6 日経産業新聞の記事「YES引き出す企画書⑯:単純明快にする」から
企画の本質の把握が必要
コラムの著者 清水久三子氏(アンド・クリエイト代表)は、企画書のメッセージを相手に理解してもらうために単純明快である必要があるという。先ず単純明快ではなく、難解・複雑、曖昧・凡庸に陥りやすいポイントから解説している。
○難解・複雑、曖昧・凡庸に陥りやすいポイント
①本質を見いだせていない:思いつくままキーワードを並べても企画の本質を示していない事が多いという。言葉を選んだ後、言葉の意味を再定義する必要があるという。
②言い切る勇気がない:図解やグラフを示して「以下のとおりである」と書き、考察や示唆のメッセージがないもの。相手に解釈を委ねてしまうもの。大規模なプロジェクトであればあるほど、意見調整が難しく、余分な情報も削れずに、陥ってしまう。メッセージを伝えるのには勇気が必要である。
③正確に全てを伝えることが最善と勘違いしている:反って複雑になってしまう
④単純明確にしたくない:難解が当たり前という変なプライドがある
○単純明快にする方法
・優先順位を明確にする:箇条書きにした後、『XXXではない、○○である』のように、捨てるモノ、すべきではないコトが分かるところまで絞り込む。
(例)『我々がうるのは金融商品ではなく、安心である』
・ゴールを明言する:「~します」ではなく「○○という状態を実現します」というように、達成されたべきゴールの状態を示す。
・比喩を使う:単純では表現しにくいことを相手がすでに知っている知識を使って創造させ理解させる。
(例)「ビジネスゲームは野球型からサッカー型へ」
最も重要なことはメッセージの中に含める本質的なものを見出し、相手に理解してもらうことである。
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