【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:下北沢の地下化」から
2013/06/08
2013.6.6 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:下北沢の地下化」から
新たな街の活性化にブランド戦略が必要
コラムの著者 三浦俊彦教授(中央大学商学部)は、東京の小田急線と京王線が交差する下北沢駅の地下化に対してブランド戦略が重要であることを説いている。
○若者に人気な街『下北沢』
小田急線と京王線の駅が入り組んだこの駅は、新宿や渋谷に近く、さらに古くからの商店街などの下町情緒も持つ若者に人気なところである。再開発によって駅の地下化が行われ、開かずの踏切や交通渋滞の緩和といった目的で動いている。
三浦教授によると下北沢の若者の街となったのは1970年代という。
- 1073年:ベトナム和平の成立で、新宿・風月堂に屯していた若者が下北沢のジャズ喫茶に移った
- アジア雑貨、自然食の店、ロック喫茶などが急増
- 1982年:本多劇場が開場。夢の遊民社など小劇団・小劇場ブームが起こる
これで、『猥雑でエネルギーを持つカウンターカルチャーの迷宮』となった。
○猥雑な魅力の低下
確かに駅の地下化で、住みよい街になる。しかし、三浦教授は、戦後のバラックの名残りの駅前広場が消え、猥雑な魅力が減るという。新しいブランド戦略が下北沢に必要だという。下北沢には、次への強力なエネルギーのほとばしりが必要で、若者を中心とした成長のリ・ブランディングに期待したいという。
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