【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「YES引き出す企画書⑫:カラーリング」から
2013/05/12
2013.5.9 日経産業新聞の記事「YES引き出す企画書⑫:カラーリング」から
アートではないビジネス文書の色使い
コラムの著者 清水久三子氏(日本IBMでコンサルタント育成などを担当)は、企画書での効果的な演出としての色使いを説明している。
○色の3つの用途
【シンボル】
トイレの記号で男性は黒、女性は赤といった、カラーのシンボルとして定着している効果である。企画書では、業務チームは赤、システムチームは青、コンテンツチーム黄といったイメージカラーをつける用途である。
【ガイド】
例えばステップを表現する場合、ステップ1と3はグレー、ステップ2は色付けするといったことで際立たせ、視線を導くモノである。グレーを使うグレーアウトの手法はビジネス文書ではよく使われる。
【演出】
コーポレートカラーと合わせてブランドイメージを演出する手法があり、スライドなどのテンプレートに利用のルールなどを決めている企業もある。特にない場合は、顧客企業のコーポレートカラーを使うこともある。
○留意すべき点
ビジネス文書におけるカラーリングはアートとは違い理論の部類であるため特性をよく理解した上で使うように心得ることを清水氏は注意している。
- 色数をたくさん使わない:色数が多いと視線をどこにおくべきか混乱する。最大でも5色までとしたい。
- 淡い色調で抑える:圧迫感のない淡い色調を、寒色系を使うのが無難。クール、スタイリッシュを意識するならブルーやグリーンとなる。
何れにしても、視認性を重視してカラーリングすべきであろう。
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