【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:中小企業のUD商品、シニアのニーズくみ開花」から
2013/05/30
2013.5.27 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:中小企業のUD商品、シニアのニーズくみ開花」から
次世代のシニア市場の攻防がすでに始まっている
コラムの著者 高嶋健夫氏(フリーランス・ジャーナリスト)は、シニア向け生活用品市場で中小企業の開発によるヒット商品が出ているから10年後の次世代のシニア市場も勝ち続ける方策が必要だと説いている。
○UD(ユニバーサルデザイン)の着実にヒット
高嶋氏が注目している中小企業に以下のようなものがある:
- 介護・リハビリシューズ「あゆみシューズ」:つまづき予防と足への負担軽減:累計600万足(徳武産業(香川県さぬき市))
- 旅行かばん「ウォーキングバッグ」:体を支えながら楽に押し歩くことが出来るかばん:累計130万台(スワニー(香川県東かがわ市))
- 「らくらくバンド」:トイボックス(東京・台東)
- 転倒防止靴下:コーポレーションパールスター
がある。高嶋氏によるとこれらの共通点は、深堀り×ロングテール型商品であることだそうだ。高齢者や障害者の「日常生活の不便さ解消」という潜在ニースに注目していることである。
○シニア市場の変化
団塊を中心とするシニア市場の拡大が今、収穫期に入り、「これからの10年」が勝負処だと高嶋氏は指摘する。この間に徐々に団塊世代は後期高齢者世代に移行、その後は現在50歳代の大きなボリュームゾーンがある。この時期に次世代シニアの潜在ニーズと機敏に新商品が投入できるかが分水嶺になるという。10年後は団塊ジュニアが50歳代になるからだ。シニア市場は10年後第二のピークを迎えることになる。
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