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2013.4.25   日経産業新聞の記事「YES引き出す企画書⑪:4つの基本グラフから

表計算ソフトをそのままではなく、一工夫して理解を促そう

コラムの著者 清水久三子氏(日本IBMでコンサルタント育成などを担当)は、企画書での効果的なグラフの使い方を説明している。

○4つの基本グラフとは

重要なポイントは清水氏が指摘するように、メッセージを裏付けるために、それにふさわしいグラフを選ぶことであるという。また、いつでも「円グラフ」のようにメッセージがぼけてしまうような使い方も勧めない。

【縦棒グラフのメッセージ】

  • 連続したデータの量を示す
  • 必ず絶対量であることから原点0を入れる

【折れ線グラフのメッセージ】

  • 変化(時間的な推移や違い、急激な伸び)を際立たせる
  • 原点が0である必要はなく、変化が最も読み取れるように図示する
  • 複数のデータの比較にも利用できる

【横棒グラフのメッセージ】

  • 縦棒グラフをヨコにしたものではなく、ランキングを示す

【円グラフのメッセージ】

  • データの内訳を示す
  • 12時の位置から始める
  • 一番大きなデータから順に配置する

○ノイズを除こう

表計算ソフトのグラフをそのまま使おうとしないで、一工夫する。その主たるものは「ノイズ」とり。つまり、不要な情報の削除である。

  • 立体(3D)表現は大きなノイズ:グラフにゆがみを与え、正確にメッセージがつかめなくなる
  • 目盛線、色(出来るだけ単色)、軸ラベルなどは出来るだけ減らす

グラフは正確な数字を把握するためのものではなく、読み手に視覚的な理解を促すものであることをわすれないようにしよう。happy01upwardright

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