【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:学習意欲引き出すには、適切な刺激と工夫必要」から
2013/04/15
2013.3.29 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:学習意欲引き出すには、適切な刺激と工夫必要」から
プロジェクト・ベースド・ラーニング
コラムの著者 佐々木聰氏(東京工科大学教授)は、大学全入の時代に大学が生き残るには地味な学問や研究に対して魅力を伝え、若者に興味を持たせることだという。
○世界観を拡げる
適切な刺激を与え、世界観を拡げることが、教育にとって基本的で重要なことである。ところが学問や研究は地味な活動であり、こうした活動に若者が興味をもつように仕掛けることが今は重要だという。この仕掛け作りが大学側の腕の見せ所であると佐々木教授は語る。
現代の若者は一昔前に比べ膨大な情報を簡単に入手できる環境に育っている。さらに自ら情報を発信することもできる。こういった傾向には得失があるという。つまりネットでの情報に偏重し、より多くの人の興味を引く事項ばかりが重要の思われ、流行りの研究・学問しか知らない若者が増えると危惧する。大学はこぞってその時々に流行する研究・学問しか追い求めなくなる。
確かに、集中力や学習意欲がやや欠けた学生には、流行りの話は一時的には有効であるのは事実である。しかし、学生には継続的にその意欲を引き出す刺激や工夫が必要となってくる。
○Project Based Learning (PBL)
座学ではなく、学生主体のプロジェクトが核となって学習する活動、PBLの試みが進んでいると、佐々木教授は語る。新入生に対して、友達作りのキッカケを与える科目もあるという。
学習意欲に常に刺激を与えること。教育現場の今の大きな課題である。
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