【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:身近になる電子書籍、ならではの機能、便利」から
2013/03/19
2013.3.15 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:身近になる電子書籍、ならではの機能、便利」から
紙または電子書籍ではなく、両方存在意義あり
コラムの著者 中本千晶氏(ジャーナリスト)は、自ら電子書籍を使ってみての所感から、これからの出版社の方向性を語っている。
○疑いから始めた
「ヤッパリ紙の本が良いね」と、疑り深い気持ちで使い始めた中本氏。しかし、いろいろ試すうちに、そうでもなくなってきたという。ビジネス書、実用書、小説、漫画と様々なジャンルのものを読んでみたが、読みづらさはなかったという。
○電子書籍ならではの機能
気になる箇所に下線を引いたり、ページに折り目をつけたりする機能もある。後で、このような印をつけたところだけを検索する機能もあって、そこだけでまとめて読めるという。
さらに読後に困る本の置き場所は不要で、出かけるときに何冊も持ち歩ける便利さがある。いつでも好きな読書ができるわけだ。
○紙か電子かではなく、両方選択できることが重要
かなり分厚くて難解な本、ビジュアル重視の写真集や絵本以外のあらゆる本が電子書籍化されて、何れかを選択できることが理想であると中本氏は語る。「紙で出版できないものを電子書籍化すればよい」という、紙の書籍至上主義も意味がないという。やはり本の重要な点はコンテンツ。面白いものは面白いし、つまらないものはつまらないというのは、紙でも電子書籍でも同じであろう。
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