【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:ケアプロの簡易健診」から
2013/03/20
2013.3.14 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:ケアプロの簡易健診」から
付加価値は顧客とのコミュニケーション
コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)が取り上げるのは、健康管理を第三者に見守ってもらえるという観点からの新市場開拓の話である
○簡易健康診断サービス
同サービスを行うケアプロ(東京・中野)は、保険証や予約なしで1項目の検査が500円からできる。10分程度で結果が分かるので、昼休みや帰宅時に検査できる。サービスを知ってもらうために、常設店舗だけでけでなく、出張も行うという。駅や高速道路のサービスエリア、パチンコ店など人が多く集まる場所に出張する。2007年創業以来、検査数は累計12万件。
顧客は、定期的な検診を受けにくい主婦、フリーター、外国人だそうだ。この簡易健診は、医師法によって顧客自ら採血するが、使い捨ての針を軽く指に刺すだけのものである。検査は看護士がサポート。試料を検査機器に通し、結果の説明や日常生活のアドバイスなどを行うという。
○ポイントは第三者に見守られているという付加価値
このサービスのポイントは看護士とのコミュニケーションにあるという。顧客が定期的に検査を受けるのも看護士が見守ってくれコミュニケーションができることで、継続できるという。同社は看護士が発信するメールマガシンなども強化してコミュニケーションの深め、さらにデータベースにによって顧客の検査情報を管理して新しい市場を開拓しようとしている。
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