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2013.3.8  日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:思い出ビジネス人気」から

「思い出」をテーマにしたビジネスが拡大中

コラムの著者 関沢英彦氏(博報堂生活総合研究所エグゼクティブフェロー・東京経済大学教授)が語るのは、単なるリバイバルではなく、将来に対する思い出を対象にしたビジネスについてである。

○婚姻、出産、はじめてのお絵かき

関沢氏によると、これらの人生の基点となる思い出を残したいというニーズを的確にとらえたビジネスや公共サービスが広がっているという。

  • 婚姻届と一緒に本人たちの写真を記念シートとして贈呈:静岡県沼津市が2012年8月から実施
  • 胎児の3次元の超音波映像を静止画や動画にしてDVDやSDカードに:産院の多くが実施
  • 初めての子供の絵を3Dプリンターでフィギュアやぬいぐるみに
  • 音楽や映画のリバイバルでベスト盤や復刻版を制作:コンテンツ販売やレンタル業界の業績を上げている
  • ゲームセンターの再現:通信機能で昔のアーケードゲームを:中年ファンをターゲット

などがあるという。思い出をコンテンツにする技術が、作業を手軽に、低価格にしてきたことから、市場機会ができたという。

思い出ビジネス、アイデアやニーズの探索で意外と大きく成長する可能性がある。happy01

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