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2013.2.14   日経産業新聞の記事「YES引き出す企画書①:まずは最終目的を設定」から

企画書作成は手書きから

コラムの著者 清水久三子氏(日本IBMでコンサルタント育成などを担当)は、見栄えのする企画書づくりではなく、コンテクストに関わる企画書の作り方について述べている。

○パソコン画面から離れて作業

清水氏が指摘するのは、構想が出来る前に、パソコン画面に向かっていると、作業が進んでいるように感じたり、ソフトの設定をいじったり、情報が足りないと思って不要な検索をしたり、本質でないことに時間を使ってしまうことである。

パソコンで作業を始める前に、企画書の「目的とゴール」を決めることが重要だと指摘する。

○あるべき目的とゴール

  • 目的の設定:
    • ありがちな目的設定に、○○を提案する、○○を報告するといった自己の行動について語ったものばかりで、企画するからには、上司や顧客に「行動してもらう」といった誰に何を行動してもらうかを具体的な指針を出す。
  • ゴールの設定:
    • ゴールは行動、理解、状態の3段階だという。
    • 行動してもらう:相手の行動を引き出すために具体的なゴール設定を。
    • 理解してもらう:相手に何を理解してもらうかをシンプルに。
    • どんな心理状態にするか:すぐに行動してもらうのか、不退転の覚悟で提案を進めるのかといった心理状態で、訴求ポイントを変える

目的とゴールが明確でないと企画書に盛り込む情報や内容の取捨選択が出来なくなる。さらに抜けおちた情報がないかなどの点検もできる。

このブログの著者もよくあるミスを省みるのに良い指針である。

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