【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:自治体の情報配信、カギ握るエンタメ性」から
2013/02/20
2013.2.13 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:自治体の情報配信、カギ握るエンタメ性」から
自治体のネット配信にも工夫必要
コラムの著者 面川真喜子氏(マーケットプランナー)が語るのは、地方自治体のインターネットテレビのあり方である。
○ありがちな地方自治体の情報発信
面川氏によると、お堅い自治体にもイメージを払しょくし、コンテンツの面白さを訴えるべきだと主張している。ありがちな配信として、
- 首長の定例記者会見の映像
- 地域の観光名所・産品を紹介する記録動画
- 活字を映像に変えただけ番組
これでは、地域の視聴者を引き付ける魅力には欠けるという。ライブ配信やエンターテイメント性の充実が課題だ。
○「いばキラTV」(茨城県が運営するインターネットテレビ)
同テレビは、2012年10月に開局。意欲的な番組制作・構成で際立っていると面川氏はいう。地域限定の情報にこだわっている点も注目である:
- 毎朝(茨城新聞の紙面・記事を使って話題を提供)・昼・夕・夜の生放送
- オンデマンド番組が豊富
- 地域に因んだ事柄に挑戦する「ご当地アイドルに○○させてみた」
- 「しいなくんのココなんスか?」(通常は立ち入れない施設や企業の現場を取材)
- 「茨城美少女図鑑」(県内在住の女性が登場)
県広報広聴課では、「県民がみんなでつくっていく、行政から一方的な情報配信でないテレビこそが、すべての県民を巻き込む広報と考えている」という。エンタメ番組の場合、映画産業の活性化や若者を中心とした地域の活性化につなげようとの思いもあるようだ。
面白いコンテンツがあれば、視聴者を集め、結果として茨城県の広報、地域活性化につながるとのコンセプト。どこまで広がるか。
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