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2012.12.13  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:フェアトレード」から

認知度を上げるには先ずは社内から

コラムの著者 高岡美佳氏(立教大学経営学部教授)が取り上げるのは、世界的な不況の中でも順調な伸びを示しているフェアトレード(公正な貿易)認定製品市場である。

【フェアトレードの市場規模】

NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(FLJ、東京・中央)によると、日本国内の市場は2011年に前年比29%増の約21億5千万円となった。フェアトレードの主力製品であるコーヒーは2012年に前年比10%の伸びである。

海外市場を見ると、2008年秋のリーマン・ショック以降も順調に伸び、市場規模は2009年に前年比15%増、2010年に28%、2011年は12%増加して49億ユーロ。

【成長の原動力】

フェアトレード製品が支持される理由は、消費マインドの変化や世界的なサステナビリティー(持続可能性)への関心が高まっているからだと高岡教授は指摘する。それに加え、10年前に世界統一のフェアトレード認証ラベルが確立されたことが大きいという。

【認証ラベルの効果】

認証ラベルが付けられることで、一定の基準をクリアしていることが分かれば、消費者は個別製品について情報の収集をしなくてもフェアトレード製品を買える。さらに、ラベルの信頼度を上げることも重要であるが、認知をあげる努力があったからであるという。happy01

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