【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「実践!ワークライフバランス(WLB)経営⑬:エース社員は生活も充実」から
2012/11/16
2012.11.13 日経産業新聞の記事「実践!ワークライフバランス(WLB)経営⑬:エース社員は生活も充実」から
「働く」の語源は「はた(傍)が楽になる」?
コラムの筆者 渥美由喜氏(東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長)は、ある会社の商品開発部門を事例を使ってWLBの思いやりとお互いさまといった相互作用について解説している。
○ワークライフバランスと日本の文化
ワークライフバランスは「思いやり」と「お互いさま」の相互作用で成り立っていると渥美氏は語る。さらに、「働く」の語源が「はた(傍)が楽になる」といったことから、日本文化に根ざしているともいえるという。
ただ、高度成長期に企業に蔓延した「長時間労働は美徳」という日本の悪い文化が広がっているのも事実だという。
そこで、自分の時間はもちろん、同僚や部下、家族といった「相手の時間」への敬意を持たせるためには渥美氏は2つの環境整備があると指摘する。
○玩具メーカーの事例
2つの環境整備とは①定量的な数値を示し、思い込みが幻想であることを明らかにする、②当事者との対話を通じて最適な策をねる、といった手法である。渥美氏は、玩具メーカーでも花形部門である商品開発部門の長時間残業を美徳とする職場風土を変えていく事例を説明している。
- 間違った常識①「24時間365日考え抜けばよいアイデア」⇒深夜ひらめいたアイデは質が落ちるデータを提示
- 間違った常識②「長時間労働は美徳」⇒退社後の時間を活用する優秀な社員の声を紹介
この事例でさらに特筆すべきことは、エース級の社員が、ライフの中身とそれぞれの工夫を紹介する中で、「実はヒット商品うぃ生み出す基盤はライフの時間の有効活用にある」と語っていることである。
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