【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「実践!ワークライフバランス(WLB)経営⑧:育児・介護、必要になる前、社員の甘やかしは禁物」から
2012/10/10
2012.10.9 日経産業新聞の記事「実践!ワークライフバランス(WLB)経営⑧:育児・介護、必要になる前、社員の甘やかしは禁物」から
「ワーク」の土台の「ライフ」が堅固になるとよりよい仕事が出来る
コラムの筆者 渥美由喜氏(東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長)は、WLBを導入するまで必要な職場環境について語っている。
○制約のある環境に入る準備がないと実際のWLBは厳しくなる
渥美氏は、女性の出産や育児、男性の育児や介護といった事例で、いざ制約のあるこのような環境に陥った場合最も厳しいのは、準備がないことであるとアンケートなどの調査で解説している。
となると、制約のある条件に入る前に、反ってハードな仕事をこなせる効率の良い働き方と、少ない労力で家事が出来るスキルを身につけるべきだという。そのために社員が制約のある状況になるまで、上司はシビアに接するべきだという。制約が生じてからは、きめ細かな配慮と公正な処遇が重要となる。
○スウェーデンでは育児休暇を取る人の方が出世する
内閣府の委託でスウェーデンの企業500社、従業員1500人を対象にアンケート調査を渥美氏の研究所で行った。結果、経営陣まで出世した人たちの方が、育児休暇の取得率が高かった。
その要因をヒアリングでさらの探ると、
- チャレンジ精神が旺盛だとビジネスでも成功するチャンスは増えること
- タイムマネジメントができないと数カ月単位で休めないこと
- 業務の整理、部下や後輩をきちんと育成する能力が必要であること
でマネージメント力が生まれることが分かった。
さらに、育児に積極的に参画することで夫婦の絆も堅固となるという。男性が育児をするということは、家族のためという以上に、本人の仕事にとっても大きなメリットがあることが分かる。
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