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2012.6.20  日経産業新聞の記事「論語に学ぶ仕事術⑬:現状満足せず次の道を」から

『子貢曰、貧而無諂、富而無驕、何如、子曰、可也、未若貧時楽道、富而好礼者也、子貢曰、詩云、如切如磋、如琢如磨、其斯之謂与、子曰、賜也、始可与言詩已矣、告諸往而知来者也。』 (論語 学而篇)


【書き下し文】

  • 子貢曰く、『貧しくして諂う(へつらう)ことなく、富みて驕ることなきは何如。』 
  • 子曰く、『可なり。未だ貧しくして道を楽しみ、富みて礼を好むものには若かざるなり。』
  • 子貢曰く、『詩に「切するが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し」と云えるは、それ斯れを謂うか。』
  • 子曰く、『賜や始めて与に(ともに)詩を言うべきなり。諸(これ)に往(おう)を告げて来を知るものなり。』

【コラムからの要約】

  • 子貢が孔子に尋ねた。『貧乏で卑屈にならず、金持ちで驕慢にならないというのはいかがでしょうか?』 
  • 先生が答えられた。『それも良いだろう。しかし、貧乏であっても道義(学問)を楽しみ、金持ちであっても礼を好むものには及ばない。』
  • 子貢がいった。「詩経に『切るが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し』と[妥協せずに更に立派な価値のあるものにすること]謳っているのは、ちょうどこのことを表しているのですね。」
  • 先生が答えられた。『子貢よ、これで初めて共に詩を語ることができる。お前は、往き道を教えれば、自然に帰り道を知る者であるな(一を聞いて十を知る者であるな)』

コラムの筆者 岩淵勳氏(古河スカイ特別顧問)は、この論語の一節から、ビジネスパーソンとして切磋琢磨の態度について説いている。

○切磋琢磨とは、絶え間ない改善の自己活動

孔子が一番大切にしていた詩経を引用すると、切磋琢磨とは、骨に対する加工が切、象牙に対する加工が磋(さ)、玉に対する加工が琢(たく)、石に対する加工が磨(ま)という。本来の美しい獣骨や象牙、玉、石に、いやが上にも磨きをかけることが、さらに上位上位と人間的に飛躍するという孔子の指摘や考え方を子貢が見事に受けている。

切磋琢磨は、現在では相互に磨き合うといった意味合いで使われることが多いが、元来は個別に磨き上げていく行動を表わすものであるという。

ビジネスの世界でもこの一節はそのまま当てはまり、自己満足に陥ることなきように自己を厳しく律して、仕事の質をあげていくことを指している。

○米経営学者 ジェームズ・C・コリンズらの「ビジョナリーカンパニー」から

岩渕氏によると同様な思想があるという。

『自己満足に陥らないよう、不断の改善がしっかりした仕組みに基づいて、組織の隅々まで染み込んでいる。現状をいつも不十分と感じ、改善を促す強力な仕組みが設けられている』のが良い会社

と指摘している。buildingcoldsweats01

 

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