【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「論語に学ぶ仕事術②:多忙でも考える時間を」から
2012/04/06
2012.4.4 日経産業新聞の記事「論語に学ぶ仕事術②:多忙でも考える時間を」から
『曽子曰、吾日三省吾身。為人謀而不忠乎。興朋友交而不信乎。伝不習乎。』 (論語 学而第一)
【書き下し文】曽子(そうし)曰わく、吾日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交りて信ならざるか習、わざるを伝うるか。
【コラムからの要約】孔子の弟子である曽子が、『私は、毎日3つの事項に基づいて反省している。1つ目は、人のためにしたことで、忠実さ欠いたことはなかったか。2つ目は、友との交際において信義をかいたことはなかったか。3つ目は、よく知ってもいないことを他人に教え、話はしなかったか。』と言った。
コラムの筆者 岩淵勳氏(古河スカイ特別顧問)が語るのは、時間に追われ自分を見失うと、自己中心的になって、視野も狭いままで成長しないと、上記の言葉に添えて戒めている。
岩淵氏が示すポイントは、上記の言葉に対して以下の3つである。
- 毎日心を静め、身を振り返るということ
- 他人に対する忠実さ、友人に対する信義をもって振り返ること
- 中途半端な知識を振り回していないかという自戒
岩淵氏が渋沢栄一の言葉を更に引用している。『私(渋沢)は、この言葉が最もわが意を得たり思い、夜間床に就いた時、その日にやったことや人に応援した言葉を回想し、人の為に忠実に出来たか、また孔子の教訓に外れた点はなかったかを反省考察することにしている』と語っている。大人物であればある程、日々の三省に立っているとは驚きである。
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