【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「論語に学ぶ仕事術①:実行する前に見切る愚」から
2012/04/01
2012.3.28 日経産業新聞の記事「論語に学ぶ仕事術①:実行する前に見切る愚」から
『冉求曰、非不説子之道、力不足也、子曰、力不足者、中道而廃、今女画。』 (論語 雍也篇)
【書き下し文】冉求(ぜんきゅう)曰く、子の道を説ばざる(よろこばざる)には非ず(あらず)。力足らざるなり。子曰く、力足らざる者は中道にして廃む(やむ)、今汝(なんじ)は画れり(かぎれり)。
【コラムからの要約】孔子の十大弟子の一人である、冉求が、『先生の教えを学ぶのはうれしいのですが、自分の力不足でこれを実行することができません』と言った。これに対して孔子は、『力不足のものが、途中で挫折してしまうのはやむえない。しかし、お前の場合は、実行する前から、自分で自分の能力に見切りをつけているだけだ』と叱っていった。
コラムの筆者 岩淵勳氏(古河スカイ特別顧問)が語るのは、s仕事の結果は、能力の差よりも、仕事に向き合う態度・姿勢によるものだと指摘している。新しい仕事をやろうとすると、やれない理由などを否定的に見つける癖がついている人がいるという。
実際実行してみて、多様な中身があり、その効果は社員の連携、効率的な作業などのあらゆることに及ぶことが実体験できることが重要であるという。これまで気付かなかった能力を見出し、それが結果に結びつくことも分かり、リーダーシップのヒントなどもそこから生まれてくるという。
孔子のこの言葉、新しい仕事について、実行する前から見切りをつけるのではなく、先ずは受け止め、どうやとうかと前向きに取り込むことが重要である示唆しています。成功は、前向きに取り込んでこそ出てくる結果であって、仮に途中で失敗しても、その姿勢に他人が信頼を寄せ、次の仕事もこの人に相談しようとなる。また、多くの人は自分自身の能力も気付いていないことが多いという。
岩淵氏が同様に意味で示した言葉:
- 松下幸之助氏:「成功とは、成功するまで続けることである」
- 聖書:「すべて求める者は得、探す者は見出し、門をたたく者は開けてもらえる」(マタイ伝、7章7~12節)
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