【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:増える座禅女子、迷いの時代、素の自分見つめ」から
2012/04/04
2012.4.2 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:増える座禅女子、迷いの時代、素の自分見つめ」から
迷いの時代と座禅ブーム
コラムの著者 粟飯原理咲氏(アイランド代表取締役)が取り上げるのは、マラソン・ウオーキング人気と同様、女性に人気だという座禅である。人気の証左として、今年2月に出版され、日常に簡単に取り入れられる座禅と禅の作法を紹介した「身体と心が美しくなる禅の作法」(主婦の友社刊)が、発売1カ月足らずで重版となっているそうだ。
自宅や旅先で、座禅に親しむ”座禅女子”が注目されているという。「身体と心が美しくなる禅の作法」の著者、星覚さんによると、5年ほど前から、国内外を問わず女性参禅者が増えているという。さらに、ネット時代にお寺も、一般の方に広く情報を発信して座禅会を開くところが増えていると、「宿坊研究会」主宰の堀内克彦氏は語る。
これまで座禅のイメージが「苦行や罰ゲーム」であったが、座禅が身近になり、「気持がよい、健康と美容にも良いもの」として認識されるようになったのでは」とブームの背景を堀内氏は分析する。
場所や道具要らずで、思い立ったときにはじめられる点も魅力だという。星覚氏が推すのは、「禅を学ぶことは、自分を学ぶこと。おすすめなのは、一番ニュートラルでいられる朝の時間帯。先ずは、一日5分からでも少しずつ座禅で身体と心を整えてみては。」と語る。
迷いの時代こそ、素の自分を見つめる座禅。そこに需要があるのだろう。
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