【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「体験的リーダー論、キヤノン電子・酒巻社長⑭」から
【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ローテク金融の復活」から

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:商品選択の尺度」から

2012.2.16   日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:商品選択の尺度」から

消費者への尺度提供はブランドの土俵づくりに

コラムの著者 中央大学商学部の三浦俊彦教授が示すのはコモディティー(汎用品)化した商品への活路を見出す「尺度化戦略」である。

【尺度化戦略の事例】

○「い・ろ・は・す」(日本コ・カコーラのミネラルウオーター

■課題■ 味も機能もそれほど変わらないミネラルウオーター。従来は、採水地イメージや低価格での選択のみ

■挑戦■ 「絞れる軽量ボトル」で当初(2009年市場投入)の520ミリリットルで従来比40%軽量化で12グラム。つぶせる機能からミネラル・ウオーターのエコ商品の最上位に押し上げ、ブランド化に成功。エコという選択尺度を消費者に与えた。

○「一番搾り」(キリンビール)

■課題■ ビールは基本的には美味しいお酒。選択も缶イメージや低価格での選択のみ

■挑戦■ 「一番搾り麦汁しかつかっていないから、おいしんです」を発信。「一番絞り麦汁だけを使うのが良いビール」という選尺尺度を与えて、成功。

○「植物物語」(ライオン)

■課題■ せっけんも基本的には製品間でそれほど大きな違いはない。

■挑戦■ 従来の動物性油脂に代えて、ヒトと環境に優し植物性油脂によりせっけん「植物物語」を開発。「植物油脂のせっけんが良いせっけん」という尺度を消費者に提供、成功している。

上記の事例はどれも一過性ではなくブランドとして定着しており、尺度化戦略の有効性を示している。消費者に尺度を提供することは、「自社商品の土俵」を築く機会でもある。beer

コメント

コメントの確認

コメントのプレビュー

プレビュー中です。コメントはまだ投稿されていません。

処理中...
コメントを投稿できませんでした。エラー:
コメントを投稿しました。コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。 さらにコメントを投稿する

入力された文字と数字は画像と一致していません。再度入力してください。

最後に、下の画像の中に見える文字と数字を入力してください。これはプログラムを使ってコメントを自動的に投稿するのを防ぐために行われています。

画像を読み取れない場合は 別の画像を表示してください。

処理中...

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。

アカウント情報

(名前は必須です。メールアドレスは公開されません。)