【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ビッグデータにビッグな商機」から
2011/10/10
2011.10.5 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ビッグデータにビッグな商機」から
大量データも本当に宝の山か?
コラムの著者は、ソーシャルメディアやクラウドサービスに起因する大量のデータ、ビッグデータを取扱い付加価値を付けるビジネスに、ビッグな商機を感じるという。
確かに、マーケティングで重要な顧客のニーズの把握は、ソーシャルメディアの「傾聴」から分析し、そこから得たヒントで、商品開発やPRをひねり出すことになろう。社内の基幹情報である人事や取引先、財務情報もクラウド化で巨大なデータベースに蓄積、再利用されるだろう。
分析はこれまでミクロ的であったが、今後はマクロ的な傾向や志向といったレゾナンスを得る必要がでてくる。コラムではデータマインイングを取り上げているが、テキストマイニングや複雑ネットワークの技術を駆使した「経済物理」も今まで以上に脚光を浴びることになる。
話は変わるが、ビッグデータも都市鉱山も良く似た視点が背景にある。掘り起こせば見つかる宝(情報、レアアース、レアメタル)。ただ、その前にエコや情報セキュリティーの前提があることを忘れてはならない。ビッグデータのほとんどが活用されず、機密情報の漏洩源となっては、元も子もない。
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