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2011.9.30  日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:変わる企業の広告手法」から

あらゆるトラブルにも対応できる自律型の生活環境の必要性

コラムの著者 東北大学大学院環境科学研究科客員教授の 大橋照枝氏が指摘するのは、広告の手法やメディアの多様性によって世界3大広告祭の名称から「広告」が消えたことだそうだ。

新名称は、「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」。従来の広告の枠から解放された創造(クリエイティブ)活動という意図だ。(▶参考

広告もマスメディア4媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)の一方的な発信からフェイスブックのようなSNSやツイッターのようなソーシャルメディアで生活者同士が自由に情報の受発信を行う流れに移ってきている。企業や団体が生活者と双方向でやりとりする時代となったと指摘する。

すでに、同氏が事例としてあげているホンダでは、新車購入者の41%はウェブ利用者であり、フェイスブックページによるファンとの交流をマーケティング手法として進めているところもある。

 

同フェスティバルでは、JR九州の「祝!九州縦断ウェーブ」がアウトドア部門金賞、メディア部門銀賞、フィルム部門銅賞を獲得、沿線住民の参加で成功したところは、ソーシャルを彷彿とさせる。その成功に、心の絆や幸福を共有するというエッセンスがあったことも見逃せない。sun

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