【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「体験的リーダー論、キヤノン電子・酒巻社長①」から
2011/10/24
2011.10.19 日経産業新聞の記事「体験的リーダー論、キヤノン電子・酒巻社長①」から
前任者の残したことを現状把握後、自分の判断レベルを上げて判断
コラムの著者 キヤノン電子社長 酒巻氏の経験からくる具体的なリーダシップの向上について語っている:
【あわてず長短所見極め】
・自分が優秀だと思っている人は、リーダーになると前任者のやってきたことを丸ごと否定しがちである。
・新たなリーダーとして「いいところを見せたい」という気負いがある。
・前任者が10レベルまで上げてきたのに、自分のやり方に固執してゼロからスタートしてしまう。結果的にレベルは前任者のレベルに達しない。
・悪いところだけを捨てて良い芽は残す。ゼロスタートではないので労力、資力、時間がかからない。しかし、一気にやるのではなく、1年ほどは現状把握に努める。2年目くらいから悪いところに手をつける。
・1年の現状把握は、自分の判断レベルが正しい判断を出すレベルにない場合があるための猶予期間。その間に努力する。また、判断に自信がないものは、拙速に判断せず、結論を一旦保留すること。じっくり観察するうちに、その大切さがわかる場合がある。酒巻社長のコラムの中で、カメラ部品のシャッターについて危うく判断を誤るところ、しばらく様子を見たことで、部品の大切さがわかり、判断ミスをしなくて済んだという逸話がある。
・前任者が残したことの見極めを誤ると経営改善には進めない。
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