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2011.8.29 日経産業新聞の記事「眼光紙背:”便乗節電”の危険性」から

ピーク時節電から逸脱は問題

コラムの著者は、最近ブームになりつつある「節電」に、住民や消費者の安全にかかわる”便乗節電”について問題ありと指摘する。街のあちこちの筋違いの節電策の横行があるという。反って、夜間の犯罪や安全対策に抜かりがあるというのだ。コラム挙げている”便乗節電”の例は何れも、使用電力のピークを過ぎた午後6時以降のことで:

  • 駐車場の照明の間引き
  • 駅の自動改札の稼働率を下げる→これは節電というよりコスト削減というべきだ
  • 飲食店の閉店時間の繰り上げ→これは節電というよりコスト削減というべきだ
  • 首都高速の夜間照明の間引き→これは照明があっても危険な個所がある。事故の危険性も高い
  • 街灯の間引き→通行の安全と暗がりに乗じた犯罪事件の増加を起こす

などがあるという。各電力会社や大口利用者の企業では、ピーク時節電をアナウンスしている。省エネは重要ではあるが、それに便乗して安全を犠牲にしてのコスト削減などを行うのはいかがなものか?

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