【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「マネジメントの肖像⑦メアリー・パーカー・フォレット」から
2011/07/03
2011.6.29 日経産業新聞の記事マネジメントの肖像⑦メアリー・パーカー・フォレット」から
科学的管理法に反対し、活動の中心に人間をおいた
コラムの著者 ブース・アンド・カンパニー岸本義之ディレクターが示す今回の人物は、メアリー・パーカー・フォレットだ。(▶参照 英文)フォレットは後世のドラッガーなどが称賛していることから有名となった人物だ。また、ルーズベルト米大統領の「ニューディール政策」の中で「産業の民主化」という言葉を使ったように、ビジネスにおける人間性重視の時代背景によって指示された面がある。
フォレットの思想は、すべての活動の中心は人間であるという考えで、特に利害対立について研究した。問題に直面した時、対処法は、フォレットによると、支配、妥協、統合だという。統合こそが前向きなものと結論付けた。ここでいう統合とは、対立を先ず表面化させ、両者の言い分を確認し、構成部分ごとに分けて対処することである。二者択一の状況で思考が制限されると、見通しが狭くなり、行動が制限されてしまう。二者択一を避け、それ以外の代替案がみつかるとする。メイヨーらのホーソン実験を一歩進め、経営者から労働者に一方的な仮説をおくのではなく、人々は誰かから命令されて動くのではなく、能動的な参画意識を持っており、責任を果たすため組織に入ると考えた。
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