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2011.5.31 日経産業新聞の記事「哲学で拓くBIZテク⑮:サンデルに学ぶ『倫理力』」から

相手を人間として尊重し相互行為で会議を合意の場に

コラムでは、アメリカの政治哲学者マイケル・サンデル(▶ 参考)が唱える「コミュニタリアニズム」と企業倫理の関係を説いている。マイケル・サンデルはNHK番組の「ハーバード白熱教室」でも有名な政治哲学者だ。

企業が自らの存続のために利潤追求を目的とする中で、企業を守るがゆえに利益が出るような方向で意思決定をしがちです。その判断の結果が、違法であったり、倫理的に問題をはらむケースもある。このような誘惑に負けないために倫理的に正しい判断とは何かを考えてみる必要がありそうだ。

マイケル・サンデルは正しい基準には3つあるという:

①「功利主義」:最大多数の最大幸福を実現することが「正しい」という主張

⇒出来るだけ多くの幸福が得られるのが正しいということになり、利益を上げられるなら、多少の不正があっても良いとなってしまう

②「リベラリズム(自由主義)」:個人の自由や権利を保障することが「正しい」という主張

⇒自分さえよければ良いという結論になりがち。経営者にも社会全体を考えてもらうということは望めない

③「コミュニタリアニズム(共同体主義)」:共同体の美徳を守ることが「正しい」という、マイケル・サンデルの主張

⇒個人の自由を守ることは大前提。共同体の価値にも目をむけよという。これは利益の追求や利己主義を越えた、いわば社会に対する愛着や感謝の念というべきもの。共同体の美徳の根拠は、どんな個人も企業もまわりに支えられ、生かされており、これに対する感謝の念を忘れてはいけないということだ。

サンデル教授の「コミュニタリアニズム」は企業の倫理力として活用できそうだ。

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