【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:金融復旧、IT部門の強さが左右」から
2011/04/06
2011.4.4 日経産業新聞の「眼光紙背:金融復旧、IT部門の強さが左右」より
システム障害でサービスを続ける意味は?
コラムは、金融とIT部門が不可分であることが再認識させられた3月のみずほ銀行のシステム障害に触れ、トップの認識と社内IT部門の強さを点で解説している。
みずほ銀行のトラブルが大きくなったのは、障害発生後もATMや店舗での日常業務を続けたことだ。コラムは、システムやデータの重要性を銀行トップは認識していたかという疑問が残る。また、非常事態で、トップを説得できないIT部門の弱さも露呈したという。
障害を起こした不安定なシステムでのサービスの品質を考えた場合、二重振込など銀行の基本業務のレベルを持続できない。そう考えると、継続的なサービスは劣悪で最悪の場合、データ自身の信用もない。業務を続ける意味がないのに日常業務を行ったところに、ITに対する無理解がある。
サービスを停止し、内部データのチェックと障害原因の特定が最重要だろう。サービス停止が、トップの直接的な引責問題だから初期行動が遅れ、反ってその結果がトップの引責問題に留まらず、関係者への甚大な損害と拡大してしまった。
銀行の留まらず、電力会社の震災対応も、同じ行動が見えていないだろうか。
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