【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の特集記事「ものづくり現場発:京都を行く①」から
2011/04/11
2011.4.8 日経産業新聞の特集記事「ものづくり現場発:京都を行く①」より
異種間融合(AxB⇒C)と改善(A⇒A’)を脈々と京都伝統に
コラムでは、西陣織の技術を茶葉を包むティーバックに活かす山中産業を紹介している。
西陣織と聞けば京都の伝統産業。祖父が起業した西陣織の帯製造事業を父あ、手工芸品やラッピングのリボンに活かし、85年にはティーバックやコーヒーフィルターへと事業を拡大してきた。
そこに流れるのは、繊維の性質を知り尽くした上での応用だ。帯製造で知った布の性質。さらに手工芸品で培った加工技術で、紙ではないティーバックやフィルターをいち早く合成繊維で実現した。今や高級茶葉用として市場の3割を持っている。
さらに同社は海外進出をユニチカと共同で開発した生分解性フィルターでエコ意識の高い欧米に打って出る。
伝統は変わらず守るのは、技術の基礎、それを異種間融合や改善を通して新規事業としていく姿は、未だに衰えない。京都の伝統を愛し、進取性に富む気質は、VBや新規事業の規範になる。
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