【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「ヒットの経営学:先取の眼を開く(中)」より
2011/03/11
2011.3.8 日経産業新聞の「ヒットの経営学:先取の眼を開く(中)」より
親子関係を観察するとヒットの種が
コラムでは、家族に焦点をあて、事例を解説している:
事例:大和ハウス工業、「XEVO YU」(2世帯住宅で玄関、台所共有)
・従来の「嫁同居はうまくいかない」という仮説を疑い、市場調査を再度行った上で、「結婚後、独立経験のある嫁の場合は、うまく行きやすい」という実態をつかんだ。さらに、2世帯住宅の設計にを家族構成に応じて変化でき、共用でも二世帯間の個室に空間を取り込んだ。売り込み間口は狭いようで広いという営業の感触を得ている
事例:コクヨS&T、「遺言書キット」
・顧客レンジを30から40代の女性を狙い、夫だけでなく、両親にも働き掛ける妻の動きを捉えた。一昨年6月に発売し、累計販売数が7万セットを超えたヒット商品となった。
・従来の遺言の手引書は高齢者という目に見える市場を狙ったが、コクヨは、潜在需要を若い女性層と見据えていた。
家族の距離が、少子高齢化、晩婚といった世相を反映して動き始めている。この距離に秘められたヒントが、明日のヒット商品のカギとなる。
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