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2011.1.20  日経産業新聞の「美術で磨くグローバル思考⑪」から

宗教と美術が生む新価値

コラムでは、近代以前は、美術と宗教は蜜月の関係であったという。近代の自然科学の発達が、この蜜月に終止符をうったという。そんな中、昨年の伊勢神宮ビームではないが、世界的に宗教芸術の再評価が進んでいるという。

シャガールのフランスにあるロザリオ礼拝堂の絵画に代表されるように、ドイツ、アメリカ、韓国、タイ、日本といった各地での宗教施設や活動とのコラボは進みつつある。特定の宗教に限定されない精神性、超自然的な感覚を喚起するところに、近代が見落としてきた価値の再評価が始まっているという。

コラムの著者、森美術館チーフ・キュレーターの片岡真美氏が語るように、経済界も温故知新で過去の価値を再評価すべき時かもしれない。

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