【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「米IT、『有為転変』の1年」より
2011/01/03
2010.12.28の日経産業新聞の「米IT、『有為転変』の1年」より
ネットサービスの高度化で、新端末、クラウド、ソーシャルメディアが台頭
コラムは、『柳の下のどじょう』を、iPod、iPhone、iPadと連続して手に入れた米アップルは絶好調な要因を掘り下げている。端末自身の魅力もあるが、キーは音楽コンテンツから始まり、動画、マルチメディア、ゲーム、ソフトウェアアプリケーション、さらに電子書籍までもネットサービスで購入できるサービス基軸の端末である点。
さらにブロードバンド化して高速なデータ転送が可能なインターネットでは、専用のハードウェアなしで、ERPやCRMといった高度なサービスを生んだ。クラウドである。さらに、ハードウェアから、クラウド、さらにサービスまで一貫したソリューションを提供する「アプライアンス」もオラクルがサン・マイクロシステムズを統合してから始まっている。まさに企業顧客の囲い込み戦略だ。
企業利用とは異なって、高速インターネットは、フェイスブックで代表されるSNSを社会にもたらした。情報の量や速度での差異ではなく、質で情報を選び、選別は個人の知人や友人の評価といった口コミで左右される。このような「ソーシャルメディア」によって、かつてこれほど企業のそばまで生活者が近付いたことがなかったことから、マーケティング戦略の変容も余儀なくされてきている。1つの口コミで、売上が数億円変動する時代でもある。
SNSは更に位置情報を取り込み「どこで」の情報も含んで、情報共有の大変革は今年も大きな話題を生むだろう。
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