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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:『大収束』の時代、大局を見よ」より

2011.1.20 日経産業新聞の「眼光紙背:『大収束』の時代、大局を見よ」より

中国は20年以上世界の富の源泉となる

コラムは、2011年1月5日付 英フィナンシャル・タイムズ紙を引用した日経新聞の記事(▶ 参考)について解説したものだ。1970年代を底として中国とインドは、前世紀の科学や技術の中心の座から「大かい離」して、その後、大収束に転じる。先行した西側諸国に対して急速なキャッチアップを図る「大収束」。

その大きな原動力は人口にある。更にこれらの人口が、労働力と購買力といった経の牽引力を担うからだ。コラムによれば、中国は、今や日本の60年代の高度経済成長期に入り、20年間この成長が続くと見られる。絶対値でも、昨年の中国の自動車市場は、米国でさえ未到達な1800万台になったという。

急成長ゆえの環境や資源問題は顕在化しており当局も対策を打っている。となれば大収束時代の先は、現在、大かい離となっている、アフリカ諸国になるだろう。周到にも中国はすでにアフリカ諸国の市場化を開始している。

短期視点から中長期視点、すなわち大局を我が国も見据えなばなるまい。

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