【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の特集記事「ヒットの経営学:成熟の壁を超える①」から
2010/11/15
2010.11.11の日経産業新聞の特集記事「ヒットの経営学:成熟の壁を超える①」から
成熟の壁を超えるには常識を疑い、見せ方を違った視点で
コラムでは、ニーズ欠乏症の日本で、成熟と思われた3つの事例を示している:
(1)ガムをかまない20代の常識を変えた(ロッテの箱入りガム「フィッツ」)
大いなる工夫はパッケージやCMでの音戦略、ばらすとハンガーの陳列ケース。パッケージは、友達にあげやすい包装と柔らか、いかみ心地。「噛むとフニャンフニャン♪」の軽快リズムのCM。五感に訴える戦略だ。ばるすとハンガーは、衝動買い起こさせる陳列ケース。
すべてがターゲットを見据えた、生活に密着したニーズの掘り起こしだ。
(2)厭な家事であるアイロンがけがヒット商品を生む(パナソニックのWヘッド型アイロン「カルル」)
「かけたところがしわになる」声をしっかり受け止めたブレスト。さらに、使い勝手が分かる形状。さらにワイシャツがけの時間が短縮。これまでは蒸気や素材工夫で「しわ」にならないからと、解決法を先回りしたと思ったところに落とし穴があったという。この視点が付加価値を生んだ。
こういった付加価値が差別化を生みヒットとなった。
(3)シャンプーみたいなおしゃれ染めの解決が「泡」(花王の「プリティア」)
届きにくい白髪染めを手軽にシャンプーのようにできたら、の一言から5年の開発研究。放置時間の課題を「泡」で解決。30分消えない「泡」で時短ニーズをしっかりとつかんだ。
これも生活に密着した使い勝手を差別化にした成功事例だ。
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