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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「デジタル時評:ネットTVに再び脚光」から

2010.09.06の日経産業新聞の「デジタル時評:ネットTVに再び脚光」より

海外のインターネットTVへの脚光は日本のTV製造に光をさすか?

 論説では、HTML5を軸に国際標準化が進むマルチメディア・コンテンツの配信についての話題である。HTML5はW3Cで標準化作業が進んでいるが、グーグルもアップルも、PC、携帯に続く第三のマルチメディアプラットフォームとしてTVを念頭に入れていることは興味深い。W3Cでも活発な論議になってはいるが、これまでインターネットTVがイマイチであったのは、背景に映像コンテンツを1次制作を行っているテレビ局が出し惜しんだことだ。

 ただ、テレビ局も広告収入の低下を考えると、HTML5を使って世界的なインフラとどう向き合うかも論議になろう。

 昨今、電子書籍、デジタル配信といったサービスの受け皿である端末が低価格化してきたことや普及が進んできていることから、今度は、制作や配信側がこれらのサービスにどう応え、ビジネススキームを打ち立て得るかが焦点である。この論説では、日本の嘗てのお家芸であるTVメーカーが「ガラパゴス化」しないで、この流れにどう乗れるかを話題にしている。しかし、本来は、日本のテレビ局の番組フォーマットのライセンス化から配信、TV受信機までを「一気通貫」するビジョンが必要ではないだろうか?

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