【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞のTechno Onlineより
2010/08/01
電池技術、日本の覇権 どう守る?
日本の製造技術と電池が深い関わりがあるとは、この記事を読むまでは不勉強で知らなかった。電池の試作は佐久間象山で電気治療機用として利用。ここでの言葉が気になる。象山曰く、
- 「夷(西洋を指す)の術を持って夷を制す」を信条とし、
- 「技術を実地につくってみれば、その原理がわかる。原理が分かれば、その時点で西洋人と同じ地点に立って技術を応用し、改良することができる」
また、現在の自動車帝国の祖、豊田佐吉は、自動織機の発明ののちに、日本の進路として
- 白人に対する知能の挑戦
- 国富の培養
- 化石燃料の枯渇を見通して、蓄電池の改良、発明が重要になる
- 日本の国際的地位の向上
と示し、すでに電池の有用性を説いている。
今話題のリチウムイオン電池の発明は、旭化成のフェロー吉野彰氏によってなされたものだ。さて、ここまでリードした日本の電池技術をどう守り、発展させるのかが正念場とのことである。
佐久間象山の原理熟知の応用の態度は、未だヒット商品、技術革新の原理でもある。
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