【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「変わる通信ビジネス」
2010/08/14
5億人と無料通話、スカイプCEOシルバーマン氏に聞く
アメリカでIPOを狙うスカイプ・テクノロジーズ(ルクセンブルグ)のCEOシルバーマン氏のインタビュー記事だ。同氏は、家電のパナソニック、携帯電話のアップルが、同社の無料電話サービスの導入を決めた。
これまでの常識であった電話が有料から無料へ。その背景には、音声だけでなく動画を含めたビデオ通話に移行することを狙った布石だ。通信キャリアも通信料の確保が、音声通話の無料化といった「目玉」を使ってデータ通信への収益性に移行しつつある。スカイプは、その間隙をぬった形だ。
スカイプ自身は、オークション、ECのイーベイに2005年買収されたが、持ち株比率を70%から30%として、ペイパルなどと共にシナジーを狙っている。
スカイプは、電話通信網への通話は有料だ。また、米国では月額定額で国内通話をすべて無料?にするサービスが好調だ。
カスタマーサービスや企業間での通話、TV会議の代替といったニッチだが確実に必要なサービスを同社は押さえようとしている。グランドスウェルで考えると、アイスランド噴火で足止めされた欧州で、スカイプ人気があったように、イベントや災害などでは、固定、携帯電話に次ぐ第3の通話としてスカイプは必須ともいえよう。
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