【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の『眼光紙背:キンドルは電子機器か書籍か』より
2010/08/07
本質をみるお国柄―ブラジル―
記事では、「キンドルは電子機器か書籍か」という問いにブラジルは、同国の憲法が新聞や書籍に課税しないことを決めていることから、キンドルを、紙でもプラスティックでも、羊皮紙であっても書籍に変わらず」ということで非課税と判断した。
エイズ治療薬でもジェネリックの輸入を認め、エイズ禍以後の経済成長をにらむブラジル。キンドルもコンテンツ(中身)が重要で提供形態ではないとする考えも、国富を考えての中長期的な視点があるに違いない。
一方で我が国はどうか?電子書籍が国境を越えてやり取りされるとき、課税問題よりも優先すべきことはコンテンツの輸出入と知識やノウハウの交流にどう対応するかといった国家戦略の討論だろう。
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