【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞掲載のデータより
2010/07/25
音楽CD 生産額11%減 上半期、2000年以降最低
日本レコード協会の21日の発表によると、「2010年1~6月の音楽CD生産額が前年同期比11%減の約1046億円にとどまった」とのこと。原因は、娯楽の多様化、ネット配信の拡大で「パッケージ離れ」が加速していること、アルバムの減少が響いたと分析している。長らくCDで音楽を聴くことから、デジタル音楽プレーヤでパソコンにダウンロードすることへ徐々に移行するとは言われていたが、減少率が2000年以降急降下している。まさにマスの動き方次第でエンタメ業界は一喜一憂であろう。ただ、ダウンロード配信も伸び率は大きくない。つまり、アルバム化できるようなヒットが少なく長続きしない点も気になる。
パッケージをもつハード志向からダウンロードで音楽を楽しむソフト志向へ。ただ、有望なコンテンツは、志向の変化に取り残されているのも事実。そこは人財育成が見え隠れしている。デジタル化できるところはスピーディーだが、手作りのクリエーティブななところは、短期的には生まれてこない。人財の発掘と育成がここでも課題になっている。
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