【ヒット商品】ネタ出しの会 3. 発想編 「ヒット商品ネタ」を生みだす8つのトレーニング⑦アイデアを図示してみよう!
2010/06/10
図に書いてみよう
絵の上手下手ではありません。ここで重要なことは、広がったアイデアを如何にうまく相手に伝えるかです。そのために、図だけではなく、説明も必要です。この後2回のプラクティスで、これまで広げてきたアイデアを具体的なイメージに固めていきます。最初に、アイデアに対する前向きな意見をもらうため、イメージを図解することから始めます。
商品あるいはサービスとして仮説のあるアイデアを数個、選別します。これまで同様に、あなたがワクワク感を持って商品化したいアイデアを優先的に選びましょう。次に、発想の水平線に到達し、調査や検証をある程度終えたものを選びましょう。できれば、検証段階の意見も集約しておきます。「おとなのチョコドリンク四季限定版」企画では、カップドリックのイメージや販売の仕方などがこれにあてはまります。
さて、図で説明するのに必要な内容は何でしょうか。
全体と部分
商品やサービスをイメージするのに最低限2つの図が必要になります。先ず、対象の商品やサービスを含めた全体の位置付けや流れを示す図です。「おとなのチョコドリンク四季限定版」企画では、チョコドリンクがこれまでの飲料と何が違うのか、お客様のターゲットはなにかを説明する必要があります。
次に商品やサービスそのものを説明する図です。特徴点なども記入しましょう。
価値とコスト
図には直接書き込まない内容ですが、調査のデータは整理しておきましょう。お客様から見た価値です。また、その価格ですね。コストとしては、仕入れ、製造、販売にかかる費用を見積もっておきましょう。
提供方法
お客様から対価をもらうまでの流れです。製造業なら卸先、小売なら卸元などを考慮してください。意外と購入方法などが混乱すると商品のイメージが不明確であることに気付くはずです。
系列
対象としている商品やサービスにシリーズやラインアップなどがあれば、図に説明を入れましょう。
商品カタログをイメージしよう!
商品カタログには、上にかいた内容をすべて取り込んでいることがわかります。カタログは販売員が使う道具であることから商品やサービスに関連した情報を効果的に掲載しています。ということは、アイデアを具体的な商品としてイメージする時は、商品カタログにかくことを考えれば良いですね。ただ、価格や機能といった不確定な部分については、周りや顧客候補の意見を聴きながら確定していくと考えてください。
今回のプラクティスは、あなたの商品イメージを2枚の図にまとめる実践です。例にならって進めましょう。