【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング⑫Let's challenge!
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【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング⑬繰り返し反復練習しよう!

 心得3にあるように継続するためにどうしても避けられないことが、反復練習です。何とか三日坊主の私でも続けることができないか。今回は、反復練習が苦にならない方法を提案します。三日坊主も少なくとも元日から1月3日までは継続する意思があったわけです。何が継続を阻むのでしょうか?

アイデアマラソンは、小刻み計画で。

 先ず、やる気をなくすのは効果が見えないこと。続けることで効果が見えれば、やる気が出てきます。二つ目は、手間がかかることは避けたい。いろんなことをしなれば練習にならないといえば、効率が悪くて面倒になります。最後に、他のことに興味を持ってしまうこと。例えば、三日坊主の日記を考えると、書き込む日記帳やペンなど、変にこだわってしまって、肝心の日記に中身にまで気力が続かないというものです。

 効果が見えるようにするには、数字や量に置き換えると、良い結果が得られます。プラクティス1にあったように、枠を1つずつ越えるとか、目標のページまで先に色を塗っておくとか、ちょっとした強制力、緊張感が重要です。

 粘り強いマラソン選手でも、三日坊主と同様に、途中でやめることを考えるそうです。ちょっと往年のマラソン選手ですが、メキシコオリンピックで銀メダルをとった君原健二さんでさえも、「あの電柱まで走ったら止めよう・・」と思うのだそうです。次の電柱まで走ると、「あの電柱まで走ったら止めよう・・・」と思い、また、次の電柱までいくと「あの電柱まで走ったら止めよう・・・」と繰り返すのだそうです。決して最初は、ゴールまでの長い距離ではないけれど、続けることで、一歩一歩ゴールに近づく。そして、誰よりも粘り強くやり続けることが、君原選手の強みです。

 易しく直ぐに出て来てしまうなら、それで良いでしょう。プラクティス1で把握したように、アイデアを出すことが苦にならない人は、この練習は不要です。しかし、日頃コツコツ努力して、書き貯めたアイデアこそ、ヒット商品に繋がる可能性があります。なぜなら、それだけ本人の思いが込められて得た成果物だからです。君原選手のように、今日は、3つ出そう、明日も3つだ、で結構です。小さな努力の積み重ねこそ、アイデアを出した後の具体化の時に大きな力になっていくのです。積み重ねた分だけ、アイデアのイメージが鮮明であるから、具体化が進むからです。

シンプルなことから始める


 プラクティス10で「突っ込み」について練習をしました。重要なことは、理由の探索、つまり「なぜ?どうして?」の繰り返しです。子供のように、どうして、どうして、を繰り返すといった単純なことです。君原選手の勝負は走ることです。単純ですが、競争という緊張感の中で力を発揮します。発想や連想を鍛えることも、単純に、繰り返すことで、気付きを得ることから、毎回同じように見えることでも、全く毎回違った経験をすることになります。この気付きを毎回体験することが、発想力、連想力を鍛えることになるのです。

 突っ込みを練習しているとき、理由が出てこないことがあります。どうして、そう考えるのだろう?と疑問が出た瞬間、気付きが生まれます。この気付きが、どんどん連想を広げる糧となります。

 例えば、「毎日、新聞を読んで情報を得ている」ことに、突っ込みを入れてみます。どうして毎日なのだろう・・・一週間に一回だったら何が不便かな?新聞を読むのはどうしてだろう・・・毎日届くから?読んでいる気になっているが、見出しだけ読んでいることもあるな・・・新聞からの情報って何か?ニュース?インターネットでも手に入る・・・でも、通勤電車じゃ無理?最近は携帯でも読める。ということは、新聞にしかない情報とは?社説?意外と分野が広い情報・・・。

 いかがでしょう。常識的な毎日、新聞を読むといったことが、改めて考えると気付きの連続であることがわかります。

 突っ込みの練習は、シンプルです。理由を探すこと。そして、常識の中の疑問から非日常を探し出すことになるのです。

気になることを先に済まそう!

 発想は自由な脳の働きが必要です。これはこれまでの練習で感じたことでしょう。継続で一番の敵は、この「気になること」です。気になることがあるとそれを先に済ませましょう。後回しにすればするほど、発想に熱中できなくなります。終われば、気を取り直して、練習に戻れば良いのです。思い切り良く、気分転換にもなるので、練習を切り上げることです。気になることが片付け終われば、また復帰すれば良いのです。ルール3にあった継続。気軽に自分のペースで進めることが一番です。

 繰り返すことが少しは楽になりましたか。それでは、次のプラクティスをやってみましょう。

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