【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング⑨Let's challenge!
【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング⑩Let's challenge!

【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング⑩「動詞」と「ツッコミ」から発想しよう!

 ぬり絵からメモの話の続きです。あなたは、メモを書くとき何を書きますか?覚えたい人の名前、品物、イベント、関連の図。予定に、電話番号、住所・・・・。さて、これらはすべて、名詞。意外に書かないのが動詞ですね。

動詞で突っ込みに挑戦!

 発想を促すのはこのような名詞ではなく、むしろ動詞なのです。自分の発想の癖をチェックしたときのプラクティスを思い出してください。動詞は主語が必要です。省略されている場合は、主語はあなたです。例えば、名前にしても、あなたはこの名前の方に何をしたいのでしょうか?連絡、相談、電話?そう、主語を補って、動詞で「私は、○○さんに△△△の件で相談したい」となりますね。情報が、「私」、「○○さん」、「△△△の件」、「相談する」で一気に増えることが分かります。さらに、動詞で書きこむと、連想や発想の展開がしやすくなります。連想についてはすでにふれましたが、発想の展開として、「突っ込み」があります。

 突っ込みは、「どうして?なぜなの?」といった理由を尋ねるものです。理由を書き込めば、さらに発想が広がっていきますね。

 突っ込みの名人と言えば、漫才や落語といったお笑いの世界では有名な手法です。漫才では、ひとりが突っ込んで、もう一人がぼけるといった、お笑いの定石があります。突っ込みは、理由を尋ね、ボケ役の常識的な答えを求めます。でも、その答えが荒唐無稽で、笑いを誘うというものです。漫才の名人となれば、これをボケ役と突っ込み役が連鎖的に話を広げていくことになるわけです。

曼荼羅風に並べて常識を打破しよう!

 前回のプラクティスで利用したぬり絵手法と「突っ込み」を使って、アイデアの量を増やしていきましょう。

 今回は、3×3のマスが基本となります。ちょうど、お釈迦さんが、この世を説くときに示した曼荼羅のように考えましょう。中心には、「~である」で終わる動詞を書きます。もちろん、主語や目的語などもきちんと書いてみましょう。

例えば、図のように「私は毎日、気持ちよく通勤する」と真中のご本尊の位置に書いたとしましょう。

(仕事で役立つ?)

(いくらかかる?)

(どんな情報がいる?)

(何かモノが必要?)

私は毎日、気持ちよく通勤する

(仲間の助けは必要?)

(誰とやると効果的?)

(世間が認めてくれる?)

(プライベートに役立つ?)

周りは、前回説明したようにぬり絵です。そう、予め質問が用意されていますね。質問の答えとして理由を屁理屈でもいいから書きならべるのです。ポイントとして答えも、動詞で書きましょう。どうしても動詞にならないときは、「~と思う」といった間接的な表現にしてください。

(仕事で役立つ?)

l  私の仕事の能率が朝から上がる

l  私の苦手な語学の能力向上も図れる

(いくらかかる?)

l  携帯音楽プレーヤの費用が必要である

l  語学教材の購入費用が必要である

(どんな情報がいる?)

l  通勤に適した音楽の情報が必要である

l  通勤で勉強できる語学教材の情報が必要である

(何かモノが必要?)

l  音楽を楽しむために携帯音楽プレーヤが必要である

l  語学教材が必要である

私は毎日、

気持ちよく

通勤する

(仲間の助けは必要?)

・・・・・

(誰とやると効果的?)

(世間が認めてくれる?)

(プライベートに役立つ?)

曼荼羅風に発想を広げていくと、いくつもアイデアが出てきますね。さらに、「突っ込み」を増やしていくとまだまだ書けるでしょう。

 このぬり絵の種明かしをすると、赤で塗った「資金」、「情報」、「モノ」、「人財」は主体を動かすための材料やエネルギーになります。これがないとアイデアが広がりません。「仕事」と「プライベート」は、アイデアの効果です。両方に広がっていれば文句ないですね。「仲間」、「倫理」は、他人の力を借りられるか、あるいは、このアイデアを拡げる力を意味します。

仕事

資金

情報

モノ

主体

仲間

人財

倫理

プライベート

 では、プラクティスに挑戦してみて下さい。「突っ込み」の感覚が分かれば発想は広がります。

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