【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「<サイエンスNextViews>相性がいいアートと科学、STEAMを選択肢に」から
2024/07/02
2024.6.30 日本経済新聞の記事「<サイエンスNextViews>相性がいいアートと科学、STEAMを選択肢に」から
押し付けではなく、STEAMを選択肢として準備することが重要
コラムの著者 永田 好生氏(シニアライター)によれば、米国で生まれたSTEM(科学・技術・工学・数学)は現代社会を生き抜くための教育モデルとして生まれ、2000年代半ばからはA(芸術)が加わってSTEAMと呼ばれるようになったという。芸術の教育を一緒に受けると科学研究にも役立つと言う。その理由は何か。
○新たに挑むべき課題設定をして正解を自ら探索していくことは科学研究も芸術も同様
永田氏は、脳神経科学が専門の虫明元氏(東北大学名誉教授)が進めている、演劇を取り入れた教育を通じてコミュニケーション力を高め、他人との相互理解を深めるプロジェクトを紹介している。その効果は:
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「複数の人を協力して一つの目標を目指し、即興性も求められる。」
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「情動を揺さぶり、社会性を学ぶ有効な手段である。」
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「思考が固まらない若い年代にこうした経験を積むことが重要だ。」
としている。
大学入試前後までは、すでに答えのある問題を解く訓練を重ねてきている。だが、卒業後科学者となるなら、新たに挑むべき課題を設定し、正解を導き出さねばならない。企業人になり新規事業の開発を任されたなら、勝ち残れる分野を懸命に探索することになる。このように社会には答えがはっきりしない課題が山積している。それを創造性を発揮して乗り越えていく。芸術も同様に正解がなく、創造性を拠り所に作品を生み出していくところに共通性がある。
虫明名誉教授は、これからの大学では「押し付けではなく、STEAMを選択肢として用意できる」ことが重要だとしている。💊🎓🎸♪💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵