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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:月探査に見る技術継承の大切さ」から

2023.9.19  日経産業新聞の記事「眼光紙背:月探査に見る技術継承の大切さ」から

成功後に後継の事業がなくなると技術はまたゼロから

コラムの著者によれば、今年8月下旬は世界的に月探査の話題が相次いだという。ロシアの無人探査機「ルナ25号」とインドの「チャンドラヤーン3号」、日本でも来年初めの月着陸を目指すSLIMが打ち上げられた。月着陸ではインドが成功し、ロシアが失敗し明暗を分けた。その背景に技術承継の難しさがあるという。

○ロシアの月探査は47年の空白後

コラムの著者によれば、これまでロシアは旧ソ連依頼の宇宙開発の伝統を持ち、米国とも長年宇宙開発の先陣を争ってきた宇宙大国であった。逆にインドは経済成長は著しいが、宇宙では新興国というイメージだという。ロシアの失敗は意外だったのか。

詳しく見ると、旧ソ連時代のルナ24号を最後に、ロシアの月探査は47年という空白があった。一方、インドは2019年に失敗したチャンドラヤーン2号の経験を生かして3号では見事着陸に成功した。つまり、ロシアはかつては宇宙開発大国であったが、多くの関係者がリタイアして、事実上初めての月探査に挑戦したとの見方である。

この2国とは別に日本は新型のH3ロケットの開発着手が難航し、現行のH2Aの経験社がかろうじて残ったという。大成功した小惑星探査機「はやぶさ2」も当初は予算がつかず、実施が危ぶまれた。いかに成功しても後継の事業がなく技術が伝承されなければ人材は払拭し、成果はゼロとなる。宇宙開発も企業活動もこの点は同じである。🌕🛰️🚀🚶‍♀️🚶🌳🚗📈📉🔍✏️📖💡💡👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡happy01🌏💡🔎🇯🇵🇮🇳🇷🇺


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:『好奇心』は重要なスキル」から

2023.9.19  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:『好奇心』は重要なスキル」から

好奇心を受容するリーダーは社員が安心してアイデアを探求し、リスクを取り、現状に挑戦できる環境をを作る

コラムの著者 ロッシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長)によれば効果的に学習を適応するためには好奇心は極めて重要なスキルだという。さらにデジタル時代には適応性、創造性、曖昧さに対する快適さと共にリーダーには必要なスキルだと主張している。

◯好奇心を持つには謙虚さが必要

 カップ氏によれば、未来学者アルビン・トフラーは、

「21世紀の文盲は読み書きの出来ない者ではなく、学び、学び直し、学ぶ直すことができない者である」

と語った。ChatGPTで代表されるテクノロジーの新しいトレンドは今後10から15年の間に組織の働き方を完全に変えていくだろう。そのためにも効果的に学習し適応するには好奇心が重要な役割を果たすという。従業員はもとよりビジネスリーダーにも必要なスキルである。リーダーとして好奇心を受容することは社員が安心して新しいアイデアを探求し、リスクを取り、現状に挑戦できる環境を作ることができる。

しかし、問題は簡単に好奇心を持つことができないことにある。学校教育や社会での仕事は好奇心を萎ませる役割があるという。また、好奇心の表れである質問に対する職場の人々の反応も重要であるとういう。好奇心が旺盛な人は多くの質問を発し、聞く側は慣れていないこともあってイライラしたり焦ってしまう。質問が歓迎される文化が重要だという。

リーダーとして好奇心を持つ以上に必要なことは謙虚さだという。リーダーとして自分が何かを知らないということを認めたがらない傾向にある。つまり、社内の様々なレベルの専門家やデジタルネイティブに質問し、学ぶ謙虚さが必要になる。🔍👚👔💬👩👦💵📶📈💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇺🇸🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『月9』ドラマが映す社会階層」から

2023.9.14  日経産業新聞の記事「眼光紙背:『月9』ドラマが映す社会階層」から

恋物語の背景に社会課題が

コラムの著者は、フジテレビの月曜9時「月9」の「真夏のシンデレラ」について恋愛物語としてではなく、登場人物の社会課題について触れている。

○地元志向ばかりでは社会階層の固定化が進む

コラムの著者によれば、「真夏のシンデレラ」は男女8人の恋物語であるという。物語は江ノ島界隈で、東京都内の新宿駅からは約1時間である。SNSではこの距離感がおかしいという。

女性の3人は江ノ島界隈の地元人で、主人公は家業の食堂運営を担い、クリーニング店勤務と駆け出しの美容師という設定。ともに地元圏で狭い。

男性5人のうち3人は高校からの同級生で、東京在住の建築士、医師、司法試験受験生である。出身は東京大学で、建築士は江ノ島近くに別荘を持っている。全く生まれも育ちも違う男女が夏の海で出会い物語が進行する。

東京組の男性らは気軽に江ノ島まで足を運ぶが、女性たちは東京を遠いところという感覚で、上京すれば迷子になってしまう。視聴者もこの描写にSNSなどで遠近感の差を投稿している。

このグループ間の距離感の差は、現代社会のリアルな面を示しているのではないか。若者が東京に憧れていた頃は心理的な距離は今よりも近く、進学や就職で上京する前から知識は豊富であった。逆に今は地元志向が強まり、地方都市や郊外の街から出たがらない。地元の大人たちは歓迎するが、実は社会階層の固定化の一因になっているのではないかとの指摘もある。人の行動範囲は人生の可能性に連動するからだという。ドラマの背景にこのような社会課題がちらちらと見える。🏪🚶‍♀️🚶🌳🚗📈📉🔍✏️📖💡💡👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「Smart Times:海外投資家を呼び込め」から

2023.9.15  日経産業新聞の記事「Smart Times:海外投資家を呼び込め」から

海外投資家の日本株式市場への期待は高く

コラムの著者 石黒 不二代氏(ネットイヤーグループ取締役チーフエヴァンジェリスト)は日本の株式市場の国際競争力を考察している。

○平均20分で理解しにくい日本の商社のビジネスだったが

石黒氏はシリコンバレーで3000億ドルを運用するVCの支援を行なっているという。このVCはテクノロジーに特化して投資し、日本のVBへの投資は10%だという。日本市場へん期待は高く、これからも投資枠を広げる予定だという。

日経225は今年に入って昨年比で30%上昇し、米国のS&P500やヨーロッパのStoxx 600の比ではない。訪日外国人が増え、海外からの不動産需要も活況で、デマンドプル型に移行しつつあるという。実質賃金は未だマイナスであるが、インフレーションとの差は確実に縮まっているという。また著名投資家の日本株投資に5大商社が選ばれ株式投資を増やしている。この動きは、これまで海外投資家には理解しづらい商社のビジネスを、著名投資家の投資によってメディアが取り上げ、理解が進んだという。このように海外投資家の投資がなければ日本市場の成長もない。さらに各社が国際競争力を上げ、長期投資、効率の良い資本の使い方はもとより、株主との対話、取締役会の多様性など山積する課題を1つずつ対応していかねばならない。💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:食品バリューチェーン、需要予測で物流を最適化」から 

2023.9.15  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:食品バリューチェーン、需要予測で物流を最適化」から

需要予測+自動発注で納品リードタイムを伸ばす

コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)が取り上げている課題は物流の「2024年モ問題」である。2024年4月からトラック運転手の時間外労働規制が強化されることに伴う、輸送力の不足である。

◯荷待ち時間の削減から発注から納品までのリードタイムに着目する業界

高岡教授によれば、多くの対策が考えられているが、納品リードタイムに注目している。ここでのリードタイムとは受注を受けてから納品までの日数で、これが伸びれば運転手や車両の手配に余裕ができ、在庫量や積載率なども含めた無駄の少ない効率的な物流を実現できる。前提になるのが需要の正確な予測である。需要が前もってわかれば、欠品間近に発注したり、追加発注をする必要がなくなる。結果的に適正な在庫を得ることになるという。

需要予測型の自動発注サービス「sinopsシリーズ」を開発・提供しているのがシノプスである。同社は新潟県内の食品スーパーを43店舗運営するウオロクにおいて、物流センターの在庫圧縮と特売品の物流センターへの納品リードタイムを長くする実験を8月にスタートした。

同社の強みは需要予測の正確さである。sinopsは販売実績や在庫情報以外に、天気予報、賞味期限、棚割り情報とおった多元量でAIによって最適な発注量を予測し自動発注する。既存の発注担当者と比較すると特売期間の追加発注を少なくできるシミュレーション結果も得たという。🛻📦🚚🫛🥢🐟👧👦📗🔉🚚☕️🍮🖥🍶😷🦠🏢🗒🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦🇯🇵