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2017.8.25   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:消費者の求める野菜、農業改革、IoTが後押し」から

既存農業政策への疑問

コラムの著者 窪田新之助氏(農業ジャーナリスト)は、ノーリツ鋼機の子会社NKアグリ(和歌山市)を取り上げ、その取り組みが農協を始め既存の農業政策に疑問を投げかけている。

◯IoT、クラウド、適時収穫を共同で

野菜の需要は、機能性が追求され、色の種類も増えてきている。今回窪田氏は、人参を取り上げ、従来のだいだい色ではない、赤色の濃い人参「こいくれない」の流通をおこなうNKアグリについて注目している。

赤色が濃いのは、一般の人参がほとんど含まないリコピンが豊富であるためで、タキイ種苗が開発した「京くれない」という品種に由来しているという。ただ、通常の栽培では、いつ最大収穫量が得られる適時であるかを見極めるは難しいという。

これを克服するためにNKアグリは、独自のソフトをクラウド運営のサイボウズと共同開発し、契約先農家には、気温などをリアルタイムで測定するIoTセンサーを設置し、クラウドで集約後、独自の計算で収穫の適時を割り出す。この状態を農家はPCやスマホで確認できる。

2015年に「こいくれない」の契約農業をはじめた。定価で買い取ることから農家にとっては経営計画が立てやすく、北海道から鹿児島まで7道県、50戸が契約を行って広がっている。全国の農家をつなぐことで、流通側も安定して出荷でき、取引先の量販店65社に販売し、出荷量は90万袋となった。

出荷規格は、通常の形状や大きさは自由で、リコピンの含有量が基準値以上であることだけである。その判定のために色見本まで準備したという。

ここで既存の農協をはじめとする農産物の流通に2つの疑問を投げかけたという;

  • 既存の出荷規定への疑問;最近の消費者は形状よりも食べることで健康や美容に貢献してくれるかに価値を置いている。
  • 農協の事業への疑問;消費者へのニーズに応えると同時に、生産者である農家に農家る仕組みを提供してるかである。今は品質に連動した買い取り価格ではなく、一緒くたでモチベーションがあげにくい。

この疑問への回答の1つが、NKアグリの取り組みである。大ナタをふる農業改革ではないが、先端技術をつかって未来の農業を志向するのも1つである。🌿📖⚡️💡🌎happy01

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