日常生活

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:橋の上でイベント、誰でも自由に主催可能」から 

2024.1.24  日経産業新聞の記事「トレンド語り:橋の上でイベント、誰でも自由に主催可能」から

パリ市の公共施設が自動車に専有され危機感から人間が自由に使える場所に

コラムの著者 竹原 あき子氏(工業デザイナー)によれば、パリ市民の願いで、自動車を締め出し、様々な用途に道路も公園も橋も活用できるようにしたという。誰でも運営組織を作れば公共の場を好みの行事に使えるこの特権はパリ市民にとって、1つの喜びでもあり観光客にとっても特別のサービスになる。

◯車両規制を行って、様々な用途に道路も公園も橋も活用

 竹原氏によれば、パリ市民の要望で、市民が道路も公園も橋の上も自由に使えるようになり、様々な用途で使われているという。公園や役所前の広場などはフリーマーケットをよく見かけるが、意外な場所に商店街が現れたという。

それは、ルイ・フィリップ橋。サンルイ島の先端にあるシテ島に使い橋で、真っ白なテントが並んでいる。橋の上の道路の両脇に138のテントが出現。遠くから橋を眺めると、橋の上に綺麗な白い帯がたなびいているように見えるという。

デントでは骨董店が店開きして、古い絵葉書や切手、食器、花瓶、セーターなどが並ぶ。銀のスプーンやフォークが多く、どこかパリ名物の蚤の市の風情であるという。多くの見学者はシニアが多く、蚤の市世代である。3平方メートルのデントは主催団体が有料で貸し出し、設営から撤収まで手数料の中に含まれている。行事の企画は主催団体がパリ市当局に提案することが義務付けられている。販売する品名、数量、商品が盗品でないこと、出展者、日程など3ヶ月前に届けることになる。

誰でも仲間を集めて主催団体を作り、企画書を提案して届ければ開催できる。パリ市民の特権であり、観光客へのサービスになっている。🌉🏃🗼🚲💻📳🍂🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇫🇷


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:グリーン水素の立ち位置」から

 2024.1.22  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:グリーン水素の立ち位置」から

フルマラソンの距離(42.195km)で例えると現在のグリーン水素の生産量はわずか15cm

コラムの著者 円山 重直氏(東北大学名誉教授)は、フルマラソンに例えて現在の再生可能エネルギーで生産される「グリーン水素」が話題にはなるが実際は極めて少ない生産量であることを危惧している。

○世界のエネルギーの82%が化石由来 

円山教授によれば、グリーン水素をつかった燃料電池、アンモニアや合成燃料に変換して既存の発電所でも使う研究も進んでいる。しかし、水素の生産の内、グリーン水素の割合を学生も含め専門家に聞いてみると30%という答えが多いが、実際国際エネルギー機関(IEA)の2020年報告では0.04%に過ぎないという。さらに、エネルギー研究所の世界エネルギー統計では、水力を含む再生可能エネルギーによる電力は29%であるが、グリーン水素と呼ばれる自然エネルギー由来の電気分解水素は、全水素の生産量の0.01%に過ぎない。

一方、世界エネルギー統計によれば2022年は石油換算で東京ドーム13,000個分の1次エネルギーを世界が消費した。グリーン水素は石油に換算して東京ドームの0.03個分しか生産されていないという。つまり、世界のエネルギーの82%は化石燃料由来だという。

そこで、化石燃料をグリーン水素に全て置き換える規模感を考察すると、円山教授はこれを試算して、フルマラソンの距離(42.195km)をゴールとした場合、現在のグリーン水素の生産量はわずか15cmに過ぎないという。これでゴールに人類は辿り着けるのか。🔥⛽️🏃🎓🔍✏️📖💡💡👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「Smart Times:起業家に必要な『体』の強化」から

2024.1.19  日経産業新聞の記事「Smart Times:起業家に必要な『体』の強化」から

ストレス耐性が必要な起業家に心技体の健全性は重要

起業家に限らず全ての人の心技体が健全なことは重要である。ことさらストレスの多い起業家なら、心技体に注目することになる。コラムの著者 榊原 健太郎氏(サムライインキュベート代表取締役)は自らの起業家であり、VCとして起業家のサポートをする立場から、「体」について語っている。

○榊原氏の健康法

榊原氏によれば、起業家には心技体の健全性が必要であるという。「技」についてはサポート役であるVCが行えるが、「心」と「体」については、起業家自らが鍛える必要がある。榊原氏自身も身体を整えるために試行錯誤を行なっているという。

同氏の最近の取り組みは、オフィス近くのキックボクシングに週1、2回通うことであった。体を鍛えるだけでなく、対決要素もあり、戦う本能も鍛えられると考えたという。しかし、継続を途中で断念した。その理由は、

  • 日程調整が難しい:コーチやトレーニングパートナーとの時間調整が難しい
  • 道具を持ち歩き、また定期的に洗濯が必要
  • 2人組のトレーニングが必須で、人見知りの人には難しい
  • ジムがオフィスの近くしかない
  • 月額費用が高額

といったことである。だが、そのまま辞めたわけでなくRIZAPグループのサービスであるChocoZAPを試して比較してみた:

  • 24時間365日利用可能
  • 道具や着替えを持参せずトレーニングができる
  • 無人で人見知りの人にはストレスなしにトレーニングができる
  • 全国に1000店舗以上あって、どこでもトレーニングができる
  • 月額費用が安い

と同氏の課題を克服したことから、いまChocoZAPにハマっているという。B2Cサービスの「早く、簡単に、安く、高品質で、選択肢が豊富」をChocoZAPは満たしているという。心技体、読者はどうkeepしてますか。🥊🏃‍♀️🖼️💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:進取の精神を貫いてリベンジを」から

2024.1.19  日経産業新聞の記事「眼光紙背:進取の精神を貫いてリベンジを」から

中国の底力は日独が技術革新をした後から

コラムの著者がドイツに駐在していた2000年代は太陽電池で世界シェアランキングの上位5社中3社が日本企業であったという。さらに、ドイツのシーメンスの社長になぜ太陽電池に参入しないのかと訊ねたところ、「太陽電池はイノベーションなのだろうか」という答えが返ってきたという。薄膜技術など太陽電池には興味を示さず同社は風力発電に注力していった。だが、多くの再生可能エネルギーの展示会では、日独米の企業ではなく、いまや中国が席巻しているという。

○価格競争とコモディティー化で生き延びた中国企業の底力

コラムの著者によると、当時の再生可能エネルギー関係の展示会で、多くの中国のスタートアップの関係者が押し寄せていた。国際自動車ショーでも日本やドイツのクルマの細部をタイヤの溝まで撮影していたのは中国からの来場者であったという。

今は太陽電池も風力発電も中国メーカーが席巻し、価格競争とコモディティー化で日本もドイツも存在感を失った。シーメンスはドイツ政府の支援で事業を立て直し、電気自動車では中国車が世界を席巻する時代になった。

日本メーカーは太陽電池でそれでも、薄く曲げられるという機能を持った商品が注目されているという。ここは進取の精神を貫き、リベンジに出れるかが正念場である。💡☀️🏍️🚕📱📉📈✈️🛫👝👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️👚👔🧤💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡happy01🌏💡🔎🇯🇵🇩🇪🇨🇳


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:時間的な利便性とは、買い物における2つの意味」から 

2024.1.19  日経産業新聞の記事「横山斉理の目:時間的な利便性とは、買い物における2つの意味」から

客観的な時間(クロノス)と主観的な時間(カイロス)で異なる便利さ

コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授・英スターリング大学訪問研究員)は、ECで買い物を楽しむ場合と食品スーパーやコンビニエンスストアでの買い物とは顧客から見て便利さに差があるという。

○ECサイトではカイロス的な不便さを解消しようとしている

 横山教授によれば、便利さを深く理解するためにギリシャ神話のクロノスとカイロスという「時の神」が参考になるという。大雑把に説明すると、クロノスは機械的に進む客観的な時間の流れで、カイロスは主観的な時間の流れを意味するという。

横山教授はECとリアル店舗を比較して考察している。時間をクロノスと捉えた場合は、ECの方が有利だと言える。ECサイトなら出向いて持ち帰る必要がなく、トータルでかかる時間が少なくで済む。ECサイトやネットショッピングが便利であるというのは根底に時間の節約やタイムパフォーマンスの良さがある。

しかし、時間をカイロスとして捉えた場合、ECやネットショッピングが必ずしも常に便利かと思えばそうではない。商品を宅配してもらう場合、顧客は指定時間に自宅などで受け取る必要がある。配達時間は幅があるので、この間、顧客は自宅の呼び鈴を気にしなくてはならない。しかも、トイレや入浴、家事で手が離せない時に限って呼び鈴がなる。この感覚がカイロス的な時間感覚である。

そこで、ECサイトやネットショッピングもカイロス的な不便さをなくす工夫を行なっている。例えば商品を自宅だけでなく、宅配ボックスやコンビニエンスストアで受け取れたり、置き配で玄関先を指定することもできる。このようにクロノスもカイロスもいずれも時間的に便利であるようサービスを広げている。🕰️🚚⌚️📱🧺🛒🏪🎁🍌🧅🥬🌽🍅🛒🧺🦠🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵