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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:再び月をめざす意義」から

2022.11.17  日経産業新聞の記事「眼光紙背:再び月をめざす意義」から

50年間未踏の月に降り立つのは民間の新規事業が背景

12月11日でアポロ17号が月面着陸をして50年の節目となる。コラムの著者によると、11月16日の50年間の空白を破り宇宙飛行士を月面に送ることを目標に掲げた「アルテミス計画」の第1号ロケットが打ち上げられたという。

○冷戦下の国家プロジェクトの「アポロ計画」から民間主導の「アルテミス計画」へ

コラムの著者によれば、50年の経緯は月探査を取り巻く環境が大きく変わったという。アポロ計画の時代は、米ソ冷戦下では超大国の威信をかけた国家プロジェクトであったという。

しかし、アルテミス計画は民間企業が大きな役割をになっている。宇宙飛行士を月に送る大型ロケット「SLS」はNASAの主導であるが、月着陸船の開発は民間のスペースXなど宇宙スタートアップ企業が担っている。月面での調査機器などの輸送も民間主導である。つまり、すでに月ビジネスが始まっている。さらに日米でも宇宙資源の国際ルールが確定しない中で、ルール作りを推進し、先導することを目指している。

国家が打ち上げる宇宙ロケットの時代からスペースXをはじめとする宇宙企業の時代へ移りつつある今では、アルテミス計画は民間参入と月ビジネスの先駆けが期待されている。🚀🌖🧳📷💴💹☀️🏢🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:正しく恐れて楽しみたい『3年ぶり』」から

2022.11.15  日経産業新聞の記事「眼光紙背:正しく恐れて楽しみたい『3年ぶり』」から

いつの世にも変わらない運動会や学園祭らしい「旧常態」を楽しもう

各地で「3年ぶり」を謳うイベントが開かれ、身近な事例としては小中学校の運動会や大学での学園祭なども久しぶりの開催で盛況だという。コラムの著者は、これらを新常態での感染症対策をうって今までの「旧常態」を楽しんでいきたいと希望している。

○イベントを心待ちにする後輩たちにやりきれない日々を過ごしてほしくない

コラムの著者によれば、小学校の運動会では、3蜜を避けて観覧者の人数を制限し、子どもや保護者が歓声を上げないように配慮した中でメインを創作ダンスにしたという。徒競走やリレーといった運動会らしい競技も部分的に復活したという。開催には先生方の苦労も「旧常態」を「新常態」で進めることで大きかったという。

一方、大学ではオン・キャンパスでの学園祭が開催されるところが増え、オンラインとのハイブリッド方式で準備し、本番を心待ちにする後輩たちがこれ以上やり切れない日々をすごすことがないように、正しく恐れて楽しみたいという動きになっている。

「新常態」で「旧常態」を楽しむことも良いだろう。🎾🧳📷💴💹☀️🏢🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:コネクテッドTV、女性を中心に利用拡大」から 

2022.11.16  日経産業新聞の記事「トレンド語り:コネクテッドTV、女性を中心に利用拡大」から

ネット動画をスマホで視聴しやすい10代、20代とは異なる様子

 コラムの著者 奥 律哉氏(電通総研フェロー)は、電通とビデオリサーチの調査結果を使って、人々がネット情報に接するデバイスとしてテレビの位置付けはどうなのかを分析している。

◯家庭内でのチャンネル選択権を持つ彼女らが選ぶのは

 電通の「d-campX調査(関東地区)」によるテレビの「ネット接続率」は、2022年5月で57.9%で昨年同月比で5.8%上昇しているという。テレビがインターネットのコンテンツ配信の端末として、スマホなどと並びメジャーな存在になりつつあることがわかる。さてテレビの利用率はどうか。

ビデオリサーチの「MCR/ex(東京50キロメートル圏)」2022年6月のデータを使って、テレビのネット利用が多い女性30代の様子を奥氏は紹介している。

  • 1日あたりのネット利用時間(週平均)で自宅内が146分、自宅外が19分で自宅内が9割。
  • 自宅内のネット利用のデバイス別利用:モバイル(スマホ・携帯)、テレビ、パソコン(PC)、タブレットの順で多い。
  • モバイル経由のネット利用の目的:ネット44分、SNS33分、動画17分
  • テレビでのネット利用の目的:動画23分
  • PCでのネット利用の目的:ネット9分、動画4分

となり、動画視聴だけに注目すると、テレビとモバイルでの利用がPCやタブレットの利用を大幅に上回る。動画は大きな画面で見る傾向が強いことがわかる。また、家庭内での彼女らはチャンネル選択権を持っていると考えられるので、放送とネットのどちらで動画を見るかをその番組ごとにかえているという。ネットに繋がるコネクテッドTVで、TVerやネットフリックス、NHKプラス、YouTubeなどの動画配信サービスを楽しんでいる。10代や20代の世代がスマホが主軸であるが、30代女性ではテレビが軸になっていることがわかる。👜🗼✉️🪪📖🏢🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶📺🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:ニッチ市場を攻めるには、諦めずに多様な手を打つ」から

2022.11.11  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:ニッチ市場を攻めるには、諦めずに多様な手を打つ」から

販路拡大に単純な広告宣伝では効果なし

 コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、前回に引き続きSNSやクラウドファンディングの活用についてニッチ市場での攻め方の事例を示している。

◯西川教授のゼミ生が挑戦

 西川教授によれば、打開策の多さが、ニッチな市場を立ち上げるといい、その事例を自分の研究ゼミの大学生が挑戦した商品企画で示している。

商品企画の挑戦は、企業からのテーマをもとに全国の大学生が商品企画を競う「Sカレ」への応募であった。ゼミ生が応募した商品企画は「ぺらっぷ」である。

ぺらっぷは、ピアノ演奏経験者の94%が抱える「楽譜めくりが大変」という悩みに応える商品であるという。対象が狭い上に電子楽譜の普及という逆風の市場を狙っている。このアイデアは、メーカーから提示された「クリアシート便利グッズ」を受けて学生自らの経験から発想したという。さらに、専門家などの意見を集め、楽器小売り大手の島村楽器(東京都江戸川区)の商品開発者や楽器インストラクターと接触して助言をもらい、めくりやすく改善しながらターゲットをピアノ演奏者に絞った。試作品の評価も好評で、店頭価格300円を提示して、商品化が決定したら同社が仕入れるとの確約を得た。こうした成果から、Sカレでは2021年12月の大会でぷらっぷの商品企画は優勝し、見事商品化の権利を得た。

ところが、最終試作品を元にメーカーが試算すると初期費用がかかり、小ロットでは店頭価格が880円かかり、商品化は遠のいた。さらに、メディアに取材をしてもらい販路拡大を狙ったが、ニッチな悩みに対応したためか共感が得られず、反応もない状態となった。

そこでゼミ生らは自らのSNSで発信しつつ、初期費用を得るためにクラウドファンディングを利用した。クラウドファンディングでの購入や支援の募集で初期費用を得て、結果的に店頭価格を500円まで下げることができた。島村楽器でぺらっぷの正式販売が決定し、2022年9月より首都圏の店舗とオンラインストアで販売を開始した。ニッチな市場でもいろんな手段を使えば、学生でも商品化が可能であると、西川教授は応援している。🎹🥤💡♬📱🍟🏥📷💻🍺🦠🎓🏢📈🔎⚡️🌍happy01📶👦👧💡🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「WAVE:ミトコンドリアに学ぶ」から

2022.11.10   日経産業新聞の記事「WAVE:ミトコンドリアに学ぶ」から

太古の地球に酸素を生み出した藍藻類とミトコンドリアの類似性

コラムの著者 成田 宏紀氏(DCIパートナーズ社長)は、いつものVB投資やビジネスの話から離れて、我々の生物に不可欠な共生について触れている。

○多くの疾病要因となるミトコンドリア異常

 成田氏はコロナ禍で祭りに恵まれず、自宅に飼っていた金魚が死んでいったために金魚鉢が藍藻類で汚れることが気に入らない。だが、藍藻類は光合成によって太古の地球に大量の酸素を供給した、生物の恩人である。藍藻類は、植物の始祖によって細胞内に取り込まれ、光合成を担う葉緑体となり今も細胞内で共生している。植物にとっては太陽光を自らの生命エネルギーに変える重要な生物内の生物であろう。

他の生物の細胞内で共生していて人類の細胞にも存在するものがミトコンドリアである。ミトコンドリアは細胞内で酸素を使ってエネルギーを産生する重要な機能を持つ。つまり生物の語源である「息をするもの」はミトコンドリアが酸素をエネルギーに産生してくれているからである。

厄介なのは酸素で、反応性が高く危険な物質であり、ミトコンドリアがなければ劇物指定の物質である。ミトコンドリアに異常が起こると、エネルギー産生以前に、放射能漏れの如く、活性酸素が細胞を傷つけ、機能不全を起こすことも多い。これが、人類では疾病になり、心血管系、内分泌系、感覚器系、中枢系疾患の原因となる。ミトコンドリア自体が巨大な複合体であるために、病気の原因箇所の特定が難しい。細胞膜の内側でさらに堅牢な膜で覆われており、薬剤も届きにくい。治療薬の開発が難しい標的と言える。

近年そのミトコンドリア自体を治療しようという試みが行われているという。患者自身の健常組織から取り出したミトコンドリアを移植することで治療する試みである。この試みを推進しているスタートアップがルカ・サイエンス社(東京都中央区)である。同社は外部からミトコンドリアを取り込ませ、細胞内のエネルギー産生を改善させる戦略である。広く医薬品として利用できる可能性があるという。💊🌻🌵🌱🐡🐟🩺🏥👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎